2014年7月19日土曜日

J1再開

F.マリノスは15日のサンフレッチェ戦で逆転勝利、9位に浮上した。ACLの関係で未消化となっていたゲームはロスタイムの齋藤と伊藤のゴールで勝ち点3を獲得できた。齋藤のゴールはJ・ロドリゲスのようなワントラップ→反転→シュートで、W杯の鬱憤を晴らすようなものだったし、引き分けで良しとせず、栗原を上げてパワープレーを仕掛けたことが伊藤の決勝点につながった。

19日のセレッソ戦も柿谷・南野抜きの相手に先制点を許す展開。一時は齋藤の2戦連続ゴールで逆転したが、前節と逆でロスタイムにロングボールから同点とされて終了。9位は維持したもののレッズとの勝ち点差は10と開いてしまった。7月はあと2試合中3日でヴィッセル、グランパスと上位対戦が続く。他のチームより厳しいスケジュールの中で、昨日のようなモッタイナイ試合をしないようにするには、相変わらず遅すぎる選手交代を改める必要があるだろう。

読了:
「お金と感情と意思決定の白熱教室」(ダン・アリエリー)

  • 我がFuquaの名物教授が遂にNHKに登場。シリコンバレーで行った講義の再録で、内容は過去の著作とオーバーラップするが、改めて人間はそれほど合理的でない生き物だということを理解した。本書を入門書として行動経済学を勉強するというのがおすすめだ。(評価A)

「なぜ『異論』の出ない組織は間違うのか」(宇田左近、黒川清)

  • 元マッキンゼーのコンサルタントで、郵政改革に取り組み、福島原発事故の国会事故調査委員会に参加した著者が経験をベースに説いた組織論。前例主義、年功主義といった日本的な組織文化が、現在において如何に時代遅れで有害であるかが分かる。こうした習慣は官庁や郵政・東電だけでなく所謂大企業に広くしみついている。「オジサン問題」と共に日本の後進性の象徴だ。(評価A)

「選択の法則」(ショーン・エイカー)

  • IQもEQもSQも全てが必要。現実をしっかり見た上でのポジティブ思考が重要だということが説かれている。成功が約束されるか否かは別として、自分に最も価値ある現実を選択することや自分が力を発揮できるXスポットを発見すること、更にノイズを消去し、他者にポジティブな視点をInceptionするというステップは意識する価値がある。(評価A)

「ビジネスモデル分析術2」(望月実、花房幸範、三木孝則)

  • 前作に引き続き、同種の業務を展開するGlobal企業と日本企業とを戦略面、財務面などから対比し分析している。国内で有数の企業であってもGlobalのトップクラスと比べると規模が異なるのは勿論だが、その他の財務指標で見ても勝っている所がほとんどない。今回取り上げられた企業で、唯一世界で勝負できそうなのはソフトバンク1社というのが、日本企業の現実だと改めて感じた。(評価A)


購入:
「プロフェッショナル・ファシリテーター」(ラリー・ドレスラー)、「天下統一」(藤田達生)、「精神論抜きの保守主義」(仲正昌樹)

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