2014年7月5日土曜日

準々決勝スタート

日本代表の敗退から1週間余、問題点の総括はどうなったのだろう?新監督人事ばかりが先行していて、今朝は専務理事が離日し、アギーレ氏と交渉すると報道されている。オシム就任ですべてウヤムヤになった8年前とそっくりだ。大目標(2050年までのW杯制覇)を見据え、4年後(ロシアW杯)、6年後(東京オリンピック)、8年後(カタール?W杯)で何を目指すかを描き、そのために必要な人材=監督を選ぶというステップがあるべき姿だ。仮にアギーレ氏になるとしても、W杯予選終了までの契約とし、その段階できちんとあるべき姿とのギャップがないか評価する。そうした進め方ができないと、いつまでたっても強豪の仲間入りはできない。協会は説明責任を果たすべきだ。

W杯は決勝ラウンドに入り、奇しくも予選グループ首位通過の8チームが準々決勝に残った。準々決勝初日はヨーロッパ同士、南米同士の戦いになり、ドイツとブラジルが残った。ブラジルの試合は前半途中から生で見たが、グループリーグとは比べ物にならない激しい戦いだった。勝ち残ったブラジルだが、準決勝はチアゴ・シウバが出場停止、ネイマールも背中を蹴られ腰椎骨折で今後の出場は絶望的だ。残るメンバーが一丸となれるか?

F.マリノスはラフィーニャを獲得。ガンバの時どうだったか思い出せないが、マルキーニョスのようなタイプだろうか。Jを経験している強みを活かしてうまくフィットしてくれるよう期待する。いよいよ来週末の天皇杯から再開だ!


読了:
「天体衝突」(松井孝典)

  • 昨年チェリャビンスクでの隕石落下は人類史上エポックメーキングな出来事だったという。恐竜の絶滅が天体衝突によるものとされるが、最近の学説ではそもそも地球に生命が誕生すること自体に天体衝突が関わっているらしい。世界中の人がビデオを通じ目撃したチェリャビンスクの隕石を研究することで、更に多くの進展がみられることを予感させる。(評価A)

「生命誕生」(中沢弘基)

  • 著者は生命の宇宙起源論に関わる問題を指摘し、科学的な実験を通して地球起源で生命が誕生することを証明しようとする。海から誕生したという通説を否定し、地下で発生したという立場からアミノ酸生成まで成功している。生命の起源ではないとする説においても天体衝突が重要な役割を果たしていることが面白かった。(評価A)

「なぜローカル経済から日本は甦るのか」(冨山和彦)

  • グローバル経済に直接かかわる企業が一部で、大多数の企業(主としてサービス業)はローカル経済の中で存在している。これら2つの経済モデル(GとL)を明確に区別すべきという著者の考え方は通説には反するだろうが、自らバス会社グループを運営する実践に基づいたものであり、一考の価値がある。地方再生を考える上で参考とすべきだろう。(評価A)

「サイエンスの発想法」(上杉志成)

  • 京大教養学部の人気講義の書籍版。アイデア発想法の定石SCAMPER(Substitute, Combine, Adapt, Modify/Magnify/Minify, Put to other uses, Eliminate, Reverse/Rearrange)が具体例と共に紹介されているが、まさにサイエンスの発想法であり、ビジネスにも十分役立つものだ。 人気講義だということが良く理解できた。(評価A)
購入:
「イノベーションの最終解」(クレイトン・M・クリステンセン、スコット・D・アンソニー、エリック・A・ロス)、「はじめる戦略」(ビジャイ・ゴビンダラジャン、クリス・トリンブル)、「ビジネスモデル分析術2」(望月実、花房幸範、三木孝則)、「お金と感情と意思決定の白熱教室」(ダン・アリエリー)、「なぜ『異論』のない組織は間違うのか」(宇田左近、黒川清)、「選択の法則」(ショーン・エイカー)

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