2か月ぶりのA代表はウルグアイに2対0で完敗、厳しい船出となった。相手の守備が固く、新戦力とW杯組の距離感が悪く、ゴール前での動きも少ないので点が取れる気配がしなかった。試合後「今回はW杯組を除外するためのテスト?」と思えたほどで、コートジボワール戦並みの酷さだった。宮本の冷静な解説とアナウンサーのやたらポジティブな実況との違和感がこの試合を現わしていた。武藤のミドルシュートだけが収穫ではまだ途は険しい。ベネズエラ戦はどんな事を試すのだろう?
F.マリノスはナビスコカップ第一レグでレイソルに敗れた。おまけに、栗原の退場に加え中町が骨折で全治4週間、もしかすると俊輔も故障で休養が必要かもしれない。ラフィーニャと齋藤が戻れるのか?やられっ放しは勘弁して欲しいし、出場する選手の奮闘は勿論期待するが、監督の差はいかんともしがたく、率直に言って第二レグの見通しは厳しい。(実際セカンドレグも1対3で完敗。残るタイトルはJ1のみだが、ここも「理論上可能だが・・・」というところまで追い込まれた!)
読了:
「日本人を縛り付ける役所の掟」(原英史)
- 読み進むうちにだんだん腹が立つ1冊。政官財の癒着というが、財は必ずし企業とは限らない。既得権を持つと一般市民であっても「ヘンな規制」を受け入れてしまうというのがこの国のカタチなのだと改めて思った。おかしな規制についてきちんと根拠条文を示して解説している点が良い。最後の望みである特区が効果を出せないようだと、いよいよアベノミクス沈没も近い。しっかり監視しなければ。(評価A)
- 今から百年前の戦争は世界を巻き込んだ初の戦争という軍事的な意味合いだけでなく、政治・外交・経済・文化などあらゆる局面で日本に大きなインパクトをもたらしたということを再認識した。それは、日本が世界の主要プレーヤーとして本格デビューするきっかけでもあり、同時に破滅への途の始まり(終わりの始まり)でもあった。(評価A+)
- 「天下布武」の意味から始まり、定説を新たに見つかった史料から批判的に考察していくと、織田信長について全く異なった「実像」が見えてくる。自らが天下統一を狙うというより、天皇・朝廷の守護者として仕える姿は、従来の革命児ではなく他の戦国大名と同様のむしろ保守的なものだった。まだまだ論争を呼ぶテーマだろう。(評価A+)
- 戦後から現在まで、特にバブル崩壊後約四半世紀の経済政策を検証しているが、ジャーナリストの手によるものなので、その「失敗」の評価は相当割り引いて考えなければならない。特に小泉改革の評価についてはステレオティピカルで、派遣割合の推移など引用しているデータも2003年以降のものだけを示すなど都合の良いものだけをピックアップしている。日本のジャーナリストのPoorな実力を示す一冊。(評価C)
購入:
「ソロモンの偽証」(2)(宮部みゆき)、「逆転!強敵と逆境や勝てる秘密」(マルコム・グラッドウェル)
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