話は前後するが、天皇杯2回戦(MIOびわこ滋賀戦)は豪雨で試合中断。10月11日に1対1の後半28分過ぎから再開が決まった。選手は一緒でも豪雨まで再現されないだろうし、中2日でトリニータとの3回戦を迎えられるよう、延長まで戦うことなく後半残り時間の中でしっかり勝ちきって欲しい。
読了:
「黙示」(真山仁)
- 農薬・遺伝子組み替え・食糧危機・・・小説ではあるが、日本の農業を巡る現実が見えてくる。また、著者の他の作品同様、政界・官界、マスコミへの強い問題意識が見られ、更に本書ではマスコミ等に操られる「無知」で正義感の強い市民に対しても批判的な目が向けられている。近々「ハゲタカ」新シリーズの連載が始まるというので楽しみだ。(評価A)
「企業価値4倍のマネジメント」(火浦俊彦+べイン・アンド・カンパニー)
- コア事業でいかに勝つか、M&A成功のカギは何か、オペレーティング・モデルで勝つにはどうするか、ネット・プロモーター・システムと顧客ロイヤルティ。べイン・アンド・カンパニーのコンサルタントが様々な角度からマネジメントに対するヒントを与えている。「企業価値」をいかに増すか、というタイトルが最近の日本企業を取り巻く環境変化を言い表している。(評価A)
「ALLIANCE」(リード・ホフマン、ベン・カスノーカ、クリス・イェ)
- リンクトイン創業者による人材マネジメント論。キャリア進展の段階に応じてローテーション型、変革型、基盤型という3つのコミットメント期間を設定し人材を育てる。社外のネットワークを業務上の課題解決に積極的に活用させる。更に、他社に異動した後も卒業生ネットワークを通じ関係を継続する。こうした雇用関係がアメリカ、特にシリコンバレーの活力になっていることを認識する。日本企業では到底考えられない世界だろう。(評価A)
「市場は物理法則で動く」(マーク・ブキャナン)
- 経済学の理論が市場をどのように捉えているか、それが「科学の常識」からすると問題だらけであることを、リーマンショックおよびその後のフラッシュ・クラッシュがどのようなものだったかを通じて解説している。単に批判するだけでなく、物理学の理論を取り入れた研究が進んでいることも紹介されている。(評価A)
購入:
「[新版]ブルー・オーシャン戦略」(W・チャン・キム、レネ・モボルニュ)、「グレートカンパニー」(リッチ・カールガード)、「飛躍する方法」(サリム・イスマイル、マイケル・マローン、ユーリ・ファン・ギースト)
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