2015年9月20日日曜日

ニュー・ヒーロー誕生!再び連勝街道へ(FC東京戦)

.マリノスにもう一人新たなヒーローが誕生した。今節のFC東京戦は特別指定選手である富樫のJ初ゴールで勝利を収めた。
  
試合は正直なところあまり面白いものではなかった。マリノスはポゼッションするもののパスミスが多く、前半はいくつか「ヒヤリ」とする場面も。シュートも枠を外れたミドルが多く、唯一可能性を感じたのはハーフタイム直前の齋藤のシュートだけだった。このまま終了かと思った88分、俊輔のクロスを途中交代の富樫がニアで合わせゴール!そのまま逃げ切り勝ちきった。これで暫定5位に浮上したが、フロンターレとアントラーズも勝ったので年間順位は7位のまま。この2チームとのアウェー戦を含む残りは6試合。戦力は益々充実してきたので勝利あるのみ!それにしても7月終了時との違いが何と大きい事か!! 

ラグビーのW杯が始まり、日本は世界ランク3位で優勝候補の一角である南アフリカに34対32で歴史的な勝利を挙げた。次回(2019年の自国開催)に向けても大きな前進だ。これで油断せず、是非初めての決勝トーナメント進出を果たして欲しい。


読了:
「昭和陸軍全史」(1~3)(川田稔)

  • 満州事変の始まりから第二次大戦の敗戦までの期間、日本陸軍の方向性を実質的に決定してきた4人、永田鉄山、石原莞爾、武藤章、田中新一がどのような世界観・戦争観を持ち、どう実行してきたのかを通し、敗戦までの陸軍史を描いている。本書を通して読むと、改めて、当時の日本には国家としての大戦略(Grand Strategy)がなかったこと、そのため「現場」が暴走し、中央はコントロールできなかったということが明らかだと感じた。4人それぞれは戦略を描いていたが、それが昇華されて国家戦略まで高まることはなかった。対米戦争についても、こうした戦略の欠落のため、開戦を避けられる可能性が消滅していったことも再確認した。残念ながらこうした大戦略の欠如は今も全く変わっていない・・・読み応えのある3冊だった。(評価A+)

「その場しのぎの会社が、なぜ変わったのか」(内山力)

  • 日立の復活とソニーの凋落、アサヒとキリンのNo.1を巡る戦い、みずほのシステムトラブルなどの事例に加え著者が直接関わっている企業のストーリーを通じ、著者のいうところの「マネジメント3.0」(変革・イノベーション)とはどのようなものか説かれている。本書を読むと、改めて、万能な戦略など存在せず、自社の置かれた環境下で、自社の企業理念を貫くために何が必要かを考え抜いた経営者が結局勝ち抜いているという事がわかるのではないか。「まさか」と「なるほど」を再確認した。(評価A)

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