2015年9月5日土曜日

勝ったものの・・・W杯予選カンボジア戦

木曜日のカンボジア戦。34本のシュートを放った日本が3対0で勝利したが、拙攻の連続で全く面白くなかった。前回のシンガポール戦もそうだったが、FWが中央に絞り込むのでスペースがなくなり、余裕のないカタチでシュートする→枠に飛ばない、相手にブロックもしくはセーブされるというシーンが続いた。そのシュートだが、どうしてインステップできちんと蹴れないのだろう?唯一インステップで蹴った「強い」シュートだったのが本田の先制点というのはあまりにお粗末。CKも香川が蹴るようではNo chanceだし、岡崎がトップの前線に精度の低いクロスを上げ続けるというのは戦術と選手選考がチグハグという事以外ないだろう。それでいて自虐コメントを連発するハリルホジッチはもっとおかしい。アフガニスタン戦の結果如何では更迭もやむを得ない。

リーグ戦4連勝中のF.マリノスは日曜日に天皇杯初戦を戦う。去年はディフェンディング・チャンピオンとして臨んだにも関わらず早々に敗退。リーグ戦上位進出がまだまだ厳しい状況の中なので、今年は2年ぶりの優勝を狙ってほしい。

読了:
「新・100年予測」(ジョージ・フリードマン)
  • 「予測」というタイトルとは異なり、ヨーロッパ各地・主要国の歴史、特に1914年から1945年(第一次大戦勃発から第二次大戦終結)まで31年に何が変わったのかが丁寧に記述されている。主要国以外の国々が地政学的にどんな意味を持っているかをしっかり捉えることが、現在のギリシャ危機であったり、近未来のヨーロッパを考え・予測するのに有効だということが納得できる。(評価A)

「大東亜戦争 敗北の本質」(杉之尾宜生)
  • 「失敗の本質」の執筆者の一人で元陸上自衛隊員という著者が、情報と兵站という2つの点から日本軍敗戦に至る過程での問題点を説いている。本書を読むと、陸軍ばかりでなく海軍も情報と兵站では同様の問題点を持っていたことが分かる。また、東日本大震災の対応や最近のオリンピック組織委員会を見ていると、失敗の原因を追求し、責任を明確にするという姿勢が不足しているのは、残念ながら日本組織の未だ直らない欠点であることが分かる。(評価A+)



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