Dukeバスケットボールチームが復活してきた。先月まさかの失速でTop 25から9年ぶりに消えるところまでいったが、ここにきてLouisvilleとVirginiaというランキング校に連勝した。いずれもホームゲームの勝利ということだし、4年生Jeffersonが復帰していないこともあるので、完全復活とは言えないが、今週のランキングでは25位以内に返り咲けそうだ。次はいよいよUNCとの今季第一戦。UNCは今シーズン全米王座を十分狙えるチームだし、アウェーだが、思う存分暴れて欲しい。
今年に入って3本の映画を見た。結構ハイペースだ。
一本目の「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」(原題" Flights Up")は地味な映画だが、モーガン・フリーマン、ダイアン・キートンというオスカー俳優が魅力を発揮した良品。人種問題・LGBTといったアメリカの社会問題にさりげなく言及されていたのも印象的。上映館が限定されているせいか、場所(二子玉川)のせいか、土曜日朝から満員だったのも驚き。
二本目は「オデッセイ」(原題"The Martian")。火星に一人取り残された主人公が科学知識を生かし生き延びようとする。現在分かっている火星に関する情報をきちんと踏まえた内容なので、現実感が半端ない。随所にユーモアが鏤められているのもGood!マット・デイモンにジェシカ・チャスティンなので「インターステラ―」みたいだなと思うところもあったが、あそこまで哲学的ではない。宇宙映画の傑作と言えるだろう。
この週末は「スティーブ・ジョブズ」(原題"Steve Jobs")を見た。Macintosh、NEXT、iMacという3つの商品の販売イベント開始直前という3幕構成で、ウォズニアック、スカリー、娘のリサといった人物とジョブズとのやり取りを通じてSteve Jobsとは何者だったのか、その実像が浮かび上がってくる。映画のエピソードに出てくる小澤征爾氏が語ったという「指揮者とはオーケストラの演奏者」という表現が、Steve Jobsの本質を衝いている。
読了:
「プラグマティズム入門」(伊藤邦武)
- 19世紀後半のパース・ジェイムズから現代に至るまで、プラグマティズムがどう誕生し、一時期の「低迷」からどう復活したかが13人の思想で浮かび上がる。著者が”はじめに”で触れたように、プラグマティズムは哲学思想というより生活の中での”実用主義”という意味合いで使用されているが、本書を読むことで、哲学としてのプラグマティズムがどのようなものであるか、またなぜアメリカなのかといった概要がつかめる。(評価A)
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