2017年2月26日日曜日

開幕戦勝利(レッズ戦3対2)&歌舞伎鑑賞

昨日は忙しい一日だった。J1開幕戦終了直後にスタジアムを出て歌舞伎座に直行、猿若祭二月大歌舞伎を鑑賞した。こんなことが可能になったのはレッズ戦のキックオフが12時半と早かったためで、DAZN効果?のようだ。

レッズ戦は劇的な勝利。バブンスキーの先制点が早く決まり、その後も押し込まれる時間帯はあったが、飯倉の出来が良く1対0で折り返す。後半は齋藤がビッグチャンスを逃した直後立て続けにラファエル・シルバに決められて逆転されるが、交代出場のウーゴ・ヴィエイラと前田が決めて再逆転。リーグ通算400勝を開幕戦で飾れた。

決定的なチャンスはこの他にもあったが決められなかったこと、飯倉に救われたがレッズにも決定機を与えたこと・・・まだ課題はあるが、3人の新助っ人が機能したことで上位チームと戦えると証明できたのではないか。新アンセムも良いし、新チャントもハマった。次節はコンサドーレ戦。連勝スタートを決めよう!

夜の歌舞伎公演、実は59歳にして初めての体験。勘九郎の二人の子供が初舞台で桃太郎を演じるという話題もあり、客席は満員。内容もさることながら、舞台設定・セリフの言い回し等々、「これが歌舞伎か」と全てが新鮮だった。

2017年2月12日日曜日

背番号10が意外な形で復活

ペンディングとなっていた齋藤学との契約が締結され、背番号が10に変更となった。予想していない形での10番復活となったが、報道を見る限り、学の今シーズンへのコミットメントが現れたものだと考えられる。トップ下候補のバブンスキーではなく学が10番を背負うことはチーム(少なくとも日本人選手)にポジティブなインパクトを与えたのではないだろうか。

チームは宮崎キャンプを終了した。アルディージャとFC東京との2試合で勝利を飾ることができず、6失点(特に主力不在のFC東京に4失点)は、練習試合とはいえ褒められたものではない。あと2週間でどう修正できるか?攻撃陣ではウーゴ・ヴィエイラの出来が気がかりだが、一方で伊藤と富樫が奮起しているので心配は無用かも。今週は練習見学に行ってみよう。

久々にBlue Devilsについて。昨年末から2月にかけコーチKの不在やらAllenの謹慎処分やらゴタゴタし、ACCリーグ戦で4敗を喫したDuke。プレシーズンNo.1評価はどこへ行ったのか?一時はあわやトップ25陥落というところまで落ちたが、ここにきてようやく復調の気配。先週はホームでUNCに勝利したが、Clemsonには2点差の辛勝。まだまだ辛抱は続くが、3月のトーナメントで爆発することを期待している。

2017年2月3日金曜日

J1開幕まであと3週間。改めて冷静に戦力を評価してみた

F.マリノスの宮崎キャンプは順調に進んでいるようだ。1か月前の状況と大きく異なりCFGのチーム作りへの評価と共に期待も高まってきている。ただ、もう一度冷静になってみよう。

まずは攻撃陣。昨年のメンバーから俊輔・兵藤・ファビオ・カイケが抜けたことで、単純計算で昨シーズンから13得点マイナスになる。これは全得点の24.5%=ほぼ4分の1に相当する。昨年以上の成績を望むのなら少なくともこの13点をカバーしなければならない。10得点を上げた斎藤にプラスαを期待できないと仮定すると伊藤・富樫(ともに昨年5得点)、マルティノス(昨年4得点)、前田(昨年2得点)、天野・遠藤・仲川(昨年得点なし)、ヴィエイラ・バブンスキー(新加入)でこれを埋めなくてはならない。正直ヴィエイラの爆発頼みか?

一方の守備陣。昨年は38失点と「堅守」と言いづらい状況、ACL出場圏内を狙うなら30点以内(-8点)に抑えるのが最低条件だろう。昨年の悪かった時期のようにズルズルとラインが下がり、MFとの空いたスペースを支配されるような状態では厳しい。栗原の完全復活、パク・新井の奮起、デゲネクの活躍により、いい意味で中澤のフル出場記録がストップされる事になれば-8点達成も可能ではないか?

確かにF.マリノスの戦力は予想以上に充実してきたが、昨年の上位チーム(ACL組)だけでなく、FC東京・サンフレッチェ・ヴィッセルも補強に成功している。また、セレッソも清武の電撃復帰で台風の目になる可能性が出てきた。これらを踏まえると、現時点で楽観的に考える事はできないというのが結論になる。

その他:

  • 岡野俊一郎氏が亡くなられた。東大OBの大先輩であり、私がサッカー好きになる大きな切っ掛けだった「ダイヤモンドサッカー」の解説をされていた。メキシコオリンピックでは長沼監督とのコンビで日本の銅メダル獲得を果たされたこと一つ取っても日本サッカーの大恩人の一人といえる。ご冥福をお祈りします。

2017年1月31日火曜日

予想以上の戦力に!?楽しみが増えた!

宮崎キャンプを前にバブンスキーとデゲネクの加入が決まった。また斎藤の残留も決まりそうだ。ヨーロッパの移籍シーズンが終わるので、少なくとも次の移籍シーズン開幕まではこのメンバーで戦うことになる。2人の加入によりヴィエイラ、マルティノス、パクとの5人体制になることで、外国人枠をめぐる競争ができるし、タイでの2試合で自信を深めたであろう若手との競争が激しくなる。これが良い方向に進んでチーム力の飛躍的な向上に繋がることを期待する。ただ、一方では今回加入した2人と斎藤について、夏の移籍の可能性を考えておいてもらいたい。一週間後アルディージャとのトレーニングマッチで活躍するのは誰だろう?

2017年1月27日金曜日

タイキャンプ終了。インターリーグカップは連勝!

F.マリノスのタイキャンプが終了。24日と26日に行われたインターリーグカップ2試合を連勝したことは素直に評価したい。

ベテランの移籍でネガティブな話題が先行した新チームとしては、海外でのキャンプをすることで雑音をある程度防ぎ、練習に専念できたように思う。試合でも1戦目の中島、2戦目の遠藤が結果を出し、富樫もきっちり仕事をした。また、ウーゴ以外の新戦力も試すことができたことで、シーズンへの展望も少し開けてきた。1戦目のセットプレーからの2失点などまだまだ課題は多いが、来週からの宮崎キャンプで連携を深めていって欲しい。

新シーズンの日程が発表された。初戦は榎本、第2節で兵藤、4月8日は俊輔がマリノスと対戦する。小林と小野が所属するサガンとはルヴァンカップでも対戦が決まった。更に「因縁の」ガンバにはファビオも加わった。お互いやりにくさはあるだろうが、マリノスの若手には遠慮することなくぶつかって成長の証を勝利という形で示してもらいたい。開幕まであと4週間!

2017年1月16日月曜日

F.マリノス新チーム始動

チームの発表にイライラさせられた2週間が終わり、新体制発表会を経てチームが始動した。

発表会では、過去に触れる話は一切なし。「翼世代」の新社長が所信表明を行ったが、少なくともサッカーへの関心が薄かった「プロ社長」よりは期待が持てそうだ。統括本部長から3つの方向性が示されたが、「DNAの継承」には引っかかった。チーム生え抜きの3選手(俊輔・榎本・兵藤)が事情はそれぞれあるものの一気に移籍するような状況を招いて、どうやって継承するというのか?松橋HCの就任を指すというのであれば、”So what?”だ。お手並み拝見というところだ。

その後の新背番号の発表で、1・9・10が欠番、11が薄いグレーというのは寂しいものがあった。ウーゴが7番というのはどういうことなのか?1トップは伊藤とケイマンでウーゴはアデミウソン的なストライカーなのか?とすれば9番を獲得するのか?まだ流動的なのだろう。



そして新チーム始動日。朝練に参加したのは伊藤・栗原・マルティノスを除くメンバーで、報道誰ていた通り契約未更改の斎藤も参加した。昨年のチームに比べ若返ったという印象が強く、ひとりボンバーが浮いていた(笑)個人的には喜田・天野・前田が張り切っていたのと、下平が元気そうだったのが良かった。松橋HCがコミュニケーションを積極的に取っていたのも好印象。若手をうまく引っ張っていって欲しい。今週後半からのタイキャンプでしっかり連携を深め開幕を迎えてほしい。

2017年1月12日木曜日

F.マリノスの「迷走」に関する一考察

まだ斎藤の動向に関するサプライズがあるかもしれないが、シーズンオフのマリノスの迷走について、ここまでの経緯を自分なりに整理し、考えを述べたい。

時系列に並べると事態はこんな形で推移してきた:
  • リーグ最終戦前日の小林との契約満了発表
  • 中澤への年棒半減提示と再提示
  • 社長名でのサポーターあてメッセージ発表
  • 監督続投発表と選手の反発
  • 俊輔への永久契約提示のマスコミリーク
  • 年頭社長あいさつのスキップ
  • 一連の移籍発表タイミングの遅さ(すべて事前に報道されていた内容の追認)
  • 俊輔移籍に関する「クラブ」のメッセージ
  • 社長交代発表
まず初めに、今回の動きを「欧州流」対「日本流」という構図に単純化することはできないと考える。昨シーズンのチーム構成および戦績を見たとき、世代交代が必要であることはコンセンサスだったのではないか。したがってクラブがその戦略を遂行するために、たとえ成績が不満なものであっても監督を続投させる方が良いと判断したのであれば、それも良いだろう。また、ベテラン選手との契約更新について厳しい態度で臨む必要もあったのだろう。クラブが前進するためには痛みを伴う改革も已むを得まい。(勿論、ここまではクラブの戦略を是とした上での話で、そのこと自体に疑問がない訳ではない。)組織を預かった経験のあるものであれば必ずと言っていいほど直面する事態だ。それがこれほどまでに大事(おおごと)になったのは何故なのか?

裏で何が起こっていたのか知らないが、表面に今回のような一連の動きが浮かんでくれば、不安が煽られ、ネガティブな報道がエスカレートしたのは当然のように思う。先を読んで広報戦略をしっかり立てることができていなかったのではないか?また、クラブとして何がしたいのか、監督続投はその中でどういう意味を持つのかといった話がどれだけカギとなるベテラン・中堅選手とできていたのだろうか?更に監督には選手の持つ不満を踏まえ、改善すべき点について合意形成ができていたのだろうか?伝わっているように現場(監督‐選手間)のコミュニケーションが破綻している難しい状況ならばフロントが動いて修復するのが筋だ。言葉がきつくなるかもしれないが、「飾り物の社長」であっても十分できる仕事だ。

全て結果論だが、マリノスの経営陣・フロントがチェンジ・マネジメント(変革管理)に長けていればここまでの状況を招くことはなかっただろう。少なくとも俊輔が懊悩煩悶することはなかったのではと残念に思う。結局F.マリノスは2010年から学ぶことなく今回更に大きな傷跡を残すことになった。このような事態を二度と繰り返さないため、刷新される経営陣・フロントはafter action review(事後検証)をしっかりやって欲しい。新体制発表会でどんな話がされるのか興味深く聞きたい。