2009年8月8日土曜日

J選抜大勝

 今少し前にJOMOカップが終わった。J選抜が4対1でK選抜に勝利。現在の両国リーグ(および経済環境)を考えるとこの位の点差はある意味当然だろう。(何で去年ホームで負けた!)ただ、4点のうち3点は「外国人」プレーヤーによるもので、ここにも日本サッカーの課題が現れている。出でよ!頼りになるフォワード!!
 俊輔の本拠地デビュー戦を見る限り、エスパニョールでも1年戦っていけそうだ。自らもっと仕掛けられれば点も取れそうだし、首脳陣の信頼も更に高まるだろう。「W杯ベスト4なんて軽々しく言えない」と日本の本当の実力を理解し、三十路を過ぎても更に向上を目指す俊輔だから、当然本人は意識している事だろう。WOWOWでの中継が楽しみになってきた。

今週の読了:
「ネットワーク思考のすすめ」(西口敏宏)
  • 一橋ビジネスレビュー連載も読んだが、この著者のネットワーク思考はトヨタのサプライヤーネットワークをベースにしているところが特徴。ただ、この本ではサッカーなどにも言及されており、より一般化されている。「近所づきあい」と「遠距離交際」をどう組み合わせるか。特に他社との差別化には「遠距離交際」を如何に活用するかが鍵だろう。(評価B)

「不透明な時代を見抜く『統計思考力』」(神永正博)

  • 表紙の「小泉改革は格差を拡大したのか?」でキワモノ?と思い敬遠していたのだが、内容は初心者から中級者が統計を正しく捉えるための知識が分かりやすく整理されていると思った。小泉政権の評価についても全て否定するわけでなく、「昇給無き景気回復」の可能性を示唆しており、格差社会についても小泉改革の前から流れがあったことがきちんと読み取られている。(評価A)

「ネコに学ぶ組織を変える『9つの教え』」(スティーブン・C・ランディン)

  • 読み始めて初めて著者が「フィッシュ」の著者であることが分かった。前著の舞台だったシアトルのフィッシュマーケットを含み、活気のある組織を作るにはネコ型人材が必要というのが結論だが、9つの教えより「イノベーションへの4つの壁」(①ゆとりがない、②目の前の常識、③失敗への恐れ、④画一的なリーダシップ)が参考になった。(評価B+)

「不況後の競争はもう始まっている」(ボストンコンサルティンググループ)

  • BCGがこの経済危機発生後に発行しているニュースレター等の翻訳版。Collateral Damageという原題は昨年後半からの経済状況を正確に捉えた言葉だ。ラム・チャランの「徹底のリーダーシップ」より一歩突っ込んで景気回復時に優位に立つため何が必要かを明らかにしている。ただ、処方箋の第一はキャッシュマネジメントというのは共通。これが常道なのだと再確認した。(評価B)

「協力のリーダーシップ」(Diamondハーバードビジネスレビュー編集部)

  • DHBR論文集の最新版。「チームEQ]、「フェア・プロセス」、「ハイパフォーマーチーム」など改めて読み返すと、日々の仕事を進める上での示唆に富んでいると再確認される。年度後半に向けての業績評価や来年の組織を考える上でも頭の片隅に置いて参考としたい。(評価A-)

購入:

「目に見えない資本主義」(田坂広志)、「ビジネス成功脳スピード構築」(苫米地英人)、「プロの課題設定力」(清水久三子)

その他

総選挙は「政権交代」シングルアジェンダになってきた。前回の「郵政民営化」と同じ現象だが、今回は完全に攻守所を入れ替えている。このままだと自民は大惨敗を免れないだろう。さて、自分が選挙責任者ならどうするか・・・(宿題?)

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