2009年8月16日日曜日

みなとみらい(海のエジプト展、ラ・マシン)



 昨日は久々にみなとみらいに行った。8年ほど前に働いていた頃よく行っていた店もいくつかは消えていた。時の流れを改めて感じる。パシフィコ横浜の「海のエジプト展」は面白かった。「ローマ人の物語」などでアレクサンドリアという都市は知っていたが、一部が海に沈んでいたというのは正直この間まで知らなかった。ギリシャ系のプトレマイオス王朝、キリスト教支配時代、そしてイスラム統治というエジプトの移り変わりが知識としても整理できたのが収穫だった。今週は上野の「トリノ・エジプト展」で更に前の時代を勉強してこよう。


 その後ラ・マシンが動くのを(遠くからであったが)見ることができた。(写真)高い入場料を払わずともよかったのでラッキー!若干日に焼けはしたがエンジョイできた1日だった。

読了:
「社長力養成講座」(小宮一慶)
  • 自らも社長でありコンサルでもある著者が整理した「経営者がやるべき事」解説書。日経を1面から読もうとかROA重視とか内向き企業はNG、CSをESより重視、ダメな会社は新規営業がうまい等々自分を省みるためのヒントがあって、単なるノウハウ本を超えていた。倒産した会社の社長は「明るく元気・大雑把で見栄っ張り」というのは素晴らしい観察!(評価B+)

「『多様な意見』はなぜ正しいのか」(スコット・ペイジ)

  • 難しかったというのがまず第一の感想。多様性が重要というのは「『みんなの意見」は案外正しい」に共通するテーマだが、こちらの方が学術的研究の色が強い。実例の解説は良いが研究の解説に関しては正直どこに向かおうとしているのか分からなかった。最後に国の発展にも多様性が重要としていたが、日本のような多様性を容認しなかった国が何故世界第二の経済力を得られたか説明されていなかった。著者の見解を聞いてみたい(評価C)

「目に見えない資本主義」(田坂広志)

  • 貨幣価値で測れるものをベースとする資本主義が新たなパラダイムの下変わりつつある事(それも弁証法に則り螺旋状の発展を遂げる)、その結果かつての日本的経営が再び力を得る、というのが主旨と読めた。しかし、「合理化」、「最新化」の二つ(それも正直具体的にはピンとこない)が弁証法の結果というのは「?」である。金融資本主義が反省を踏まえて弁証法的に復活するというシナリオだってあり得るのでは?と突っ込みを入れたい。(評価C)

「世界は分けてもわからない」(福岡伸一)

  • アミノ酸の話、ランゲルハウス島の話からがん細胞活性化メカニズムを巡るコーネル大学での「スキャンダル」に至るまで上級なミステリーのようなストーリーの展開で一気に読んだ。サキヨミでのコメントはいただけないし、正直好きになれないが、著者の文書力には毎度の事ながら脱帽。面白うございました。(評価A)

購入:

「こころを動かすマーケティング」(魚谷雅彦)、「発想の視点力」(三谷宏治)、「組織が大きく変わる『最高の報酬』」(石田淳)、「ガイアの夜明け ニッポンを救え」(テレビ東京報道局)

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