2009年8月2日日曜日

6試合ぶりの勝利

 昨夜は久々にフラストレーションの少ない試合だった。中盤の「出し手」が整理できたのが良かった。ナビスコ杯、リーグ戦と相次いだ活躍で長谷川も自信を持っただろう。これで水沼あたりが覚醒すればもっと面白い試合ができる。2週間空くのでしっかりコンセプトを固めて再開後に臨んでもらいたいと思う。
 明日早朝はエスパニョール対リバプール。俊輔がどのくらいマッチしているか凡その検討がつくのではないか?いよいよ欧州のリーグ開始が近づいたと実感する。
 今日はフランス旅行の写真プリントアウトを完了。2時間かかったが、カミさんの喜ぶ顔を見ると改めて行って良かったと思う。それにしてもそろそろPCも限界?だいぶ使い勝手が悪くなってきた。来年へ向けての課題。

先週の読了:
「誇りと復讐」(ジェフリー・アーチャー)
  • イギリスの法廷劇&復讐劇というストーリーだが、読み応えがあって楽しめた。日本以上に「格差社会」というか未だに「階級社会」である英国でなければあり得ない物語だと感じた。話し方一つとっても、主人公が「労働階級」の言葉遣いをいちいち矯正されたり(これ自体伏線なのだが)、遺産のケタ外れの大きさとか、これを読むと日本のどこが「格差社会」かと思う。イギリスの司法制度や下院の仕組みなども分かるし、そういう点からも「ためになる」物語だ。(評価A)

「スモール・ジャイアンツ」(ボー・バーリンガム)

  • 株式未公開の会社にも優れた経営者がいて、立派な業績を上げている。その成功要因は大企業と実は変わらない。ということが良く分かる一冊。読んでいて感じ取ったたキーワードは「こだわり」である。自らの進路を自ら定め、やりたいことを責任もって貫く。目の届く範囲はきめ細かくマネージする。企業文化を大切にする等々。経営者のこだわりが(勿論方向性の正しさが前提ではあるが)成功をもたらしているのではないか。(評価A)

「実践 行動経済学」(リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン)

  • 行動経済学の第一人者であるセイラーが、医療・貯蓄など日常生活の意思決定に心理学的な要素を駆使した働きかけが如何に有効かを説いた一冊。色々な実例が出てきて、確かにとかなるほどとか思うことが多かった。「影響力の武器」にも通ずるところが多い。経済学というより、消費者行動論の本といった趣さえある。(評価B)

「徹底のリーダーシップ」(ラム・チャラン)

  • 金融危機発生を受け、リーダーシップ論のGuruが「今何をすべきか」について緊急出版したという一冊。CEOだけでなく、その他の経営幹部がそれぞれのファンクションの中で何をすべきかまで説いている。根底を流れるのは、Cash is King!というフィロソフィーだと思う。金融機関の力が弱っている状況では、黒字倒産のリスクは高まる。この点からもチャラン氏の指摘は的を射ている。日本企業もキャッシュフローマネジメントに一層力をいれるべきではないか。(評価A)

「大前の頭脳」(大前研一)

  • 日経BPサイトで連載の「産業突然死の時代」をベースに、単に著者の考え方を案内することで、その構想力・発想力の一端を知ろうという本。基本は自分の頭で考えること、常識(特に統計で裏打ちされているとする常識)を疑うということ、の2点だろう。ただ、「言うは易く行うは難し」である。日頃の鍛錬あるのみか・・・内容は他の本と重複するところが多かった。(評価B)

「マーケティング脳VSマネジメント脳」(アル・ライズ、ローラ・ライズ)

  • マーケティングの第一人者からは世の中のCEOはこう見えるのだ、ということが良く分かる。右脳と左脳という単純化は極端のような気もするが、確かにCEOの方が理論的に考えざるを得ない環境におかれていることは確かだ。毎日市場から業績に関する評価を突きつけられる身になれば仕方ないだろう。著者はマーケティングの肩を持つが、マーケティング側にも問題はある。日常の仕事の中では、経営の言語でCEOを説得する努力が不足している局面を多々見る。結局のところ私はマネジメント脳が強いと実感した。(評価A-)

購入:

「不況後の競争はもう始まっている」(BCG)、「協力のリーダーシップ」(HBR)、「謀略法廷(上・下)」(ジョン・グリシャム)、「社長力養成口座」(小宮一慶)、「ネコに学ぶ組織を変える『9つの教え』」(スティーブン C.ランディン)

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