J1ではエスパルスが暫定ながら首位になった。今の清水のサッカーなら優勝してもなんら不思議ではない。監督がきちんとビジョンを持って取り組んできた結果だろう。財政的には決して恵まれてはいないチームが頑張るのはいいことだ。(ただ、来年ACLを戦わなければならなくなると選手層の薄さがネックになるだろう・・・)
読了:
「組織で使える論理思考力」(飯久保廣嗣)
- 日本にKT法を導入したこの道の第一人者が、何故日本の企業で論理思考が根付かないように見えるのか、欧米企業との違いはどこかなどといった現象を説き、かつ日本流にアレンジした論理思考法の概略を解説した一冊。外資に勤めていると著者の言っているような事態にぶつかる事が多いのは事実。ただ、日本人だから非論理的ということはないし、フレームワークを共有化することで乗り越えられる事が多い。よほどKKD主導の日本企業の方が棲みにくいと思うのは外資経験が多くなったためか?(評価B+)
「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」(松下幸之助 述、松下政経塾編)
「社長になる人に知っておいてほしいこと」(松下幸之助 述、PHP総合研究所編)
- 「リーダーに・・・」が東洋経済の上期No.1経営書に選ばれたのも頷ける。2冊とも会社の席に置いて壁にぶつかったら読もうと思った。オーナーシップ、熱意、ポジティブシンキング、信念、一貫性、執着・・・読んでいて感じたのはこれら全てが備わっていたからこそ松下幸之助は「神様」だったのだろうということ。また、ジャック・ウェルチやルー・ガースナーなどと共通する点が如何に多いかということ。「社長道」は古今東西を問わない真理の道ということなのだろう。(評価A+)
「コンサルタントの解答力」(野口吉昭)
- 回答ではなく解答であるところがこの本のポイント。相手の状態を見て答えようということでは「空気の読み方」といった感じもした。ある意味「コールドリーディング」の考え方にも通ずるようだ。コンサルタントに不可欠なだけではなく、シニアになればなるほどこうした力が必要だろう。(評価B)
「1からの戦略論」(嶋口充輝、内田和成、黒岩健一郎 編著)
- 題名どおりの入門書。各章に企業のケースを入れているので理解が進む。また、主要なフレームワークはほぼ網羅されている。学部レベルでこのくらいの勉強ができていると会社生活も楽なのではないかと思う。(でも日本企業の場合は逆かも?)それにしても、各章の参考図書の半分強は読んでいたのには我ながらビックリした。(評価B+)
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「静かなる改革者」(デブラ・E・メイヤーソン)、「主体的に動く」(ロジャー・コナーズ、トム・スミス、クレイグ・ヒックマン)
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