2009年11月7日土曜日

代表選考 木村Out 木村In

 南アフリカ&香港遠征メンバーが発表された。結局10月の3戦を経て残った「新戦力」は森本のみと言っていいだろう。代表の序列はなかなか覆せないようだ。個人的には米本(FC東京)、か宇佐美(G大阪)あたりを「サプライズ」として呼んで欲しかったが・・・前回も書いたがこのままでは若手が世界を経験できないまま迎えるロンドンオリンピックや2014ブラジルW杯の予選が非常に不安だ。

 マリノスは「予定通り?」監督交代となった。今の戦力(=フル代表こそ中澤ひとりだが、各世代の代表経験者がゴロゴロしている)にもかかわらず中位~下位をうろうろするのは監督の力量不足であることは間違いない。問題は後任で、正直「何で和司なの?」というのが率直な感想だ。OBから選ぶのであれば、リスクが取れる若手だろうし、多少高い買い物になっても西野、関塚、シャムスカ等々から選んだほうが良かったのではないか(強化部が岸野氏を考えていたというのが本当なら正しい方向だった)。あれだけ過去に実績のある選手がこれまで監督をやってこなかったのにはそれなりに(=良い意味ではなく)理由があるはず。来年もスタートで躓いて降格圏→また交代とならないことを祈る。

今週の読了
「脳に悪い7つの習慣」(林成之)
  • 愚痴を言ったり、言われたことをコツコツやったり、常に効率を考えたりしている身には結構キツイ本だった。NLPや行動科学にも通ずる箇所が多いというのはそれだけ、これらの理論が脳科学の点でも理に適っているということなのだろう。ノートにチャックリストを転記したので、定期的にセルフチェックしてみよう。(評価A)
「aha! Insight ひらめき思考(1)」(マーチン・ガードナー)
  • aha Gotcha!同様楽しく読んだ。どこかで見た記憶のある問題が多かったが、それぞれ裏にきちんと数学的な理屈があるのだと改めて理解。(評価B)
「成功は一日で捨て去れ」(柳井正)
  • 「一勝九敗」の続編。柳井氏が社長に復帰してから今までの歩みと彼の経営方針が改めて語られている。一番感じるのはオーナー経営者ならではの「自由度」。多くの社員を抱えながらも、リスクを取り続けられるのは柳井氏がオーナーだからではないか?と思った。こうした腹の据わり方は松下幸之助にも繋がるようだ。もうひとつ面白かったのはドラッカーを尊敬しているという箇所。世の中の「柳井氏絶賛」という本は別の著者によるものばかりだったので、少々意外だった。(評価A)
「売れる会社のすごい仕組み」(佐藤義典)
  • これまで読んできた数々のマーケティング理論が体系的に繋がったという意味で、「最高」のテキスト。戦略BAsiCS、マインドフローなどはフレームワークとして非常にすぐれている。ぶれない事、一貫性がキーワードであり、常に競合との相対的な地位を考えていく事も重要だ。ただ、本当に使いこなすには、それぞれ基になった理論がきちんと理解できている必要がある。その意味では本当の戦略家にしか真価は理解できないのではないか?と感じた。早速、理論編ともいえる「実戦マーケティング戦略」を購入した。
購入
「予想通りに不合理」(ダン・アリエリー)、「アクセンチュア流 逆転のグローバル戦略」(西村裕二)、「衝撃!EUパワー」(大前研一)、「のめりこむ力」(川上真史)、「実戦マーケティング戦略」(佐藤義典)

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