2010年1月10日日曜日

平山覚醒?他には?

 You Tubeでイエメン戦の平山のゴールを見た。少なくともアジア相手であれば使える選手であるとアピールできたのではないか。これで渡辺や他のFWの闘志に火がつくのを期待したい。Numberの統計によると、過去(98年以降)のW杯予選でグループ内のFIFAランキング最下位チームが勝ち抜くには、3試合で5点は取らないとダメとあった。日韓大会の日本も5点取っている。そういうチームになってきているかがこれからの5ヶ月間チェックポイントになる。
 関連して、「0勝3敗」という"非公式ガイドブック"は面白い。杉山茂樹氏始めとする論客が岡田退陣論を展開している。ちゃんと擁護論も載せているのが良いところ。世界のサッカーを見れば見るほど、今の日本のサッカーが規格外と見える、というのは厳しい。

読了:
「ウーマン・エコノミー」(マイケル・J・シルバースタイン、ケイト・セイヤー)
  • 「なぜ高くても買ってしまうのか」、「なぜ安くしても売れないのか」に続く"第3弾”で、これまで2冊と同様、インタビューした消費者のエピソードをふんだんに取りいれ、マーケティング戦略構築のヒントを提供している。ウーマンエコノミーの「重点分野」(食・フィットネス・美容・アパレル・金融サービス)、その中で勝ち抜くための4R(Recognize, Research,Respond, Refine)の実践などわが社にも影響大と感じた。今回は特にBCGコンサルタントらしくない1冊だと思う。(評価A)
「ほんもの」(ジェームス・H・ギルモア、B・ジョセフ・パインⅡ)
  • 「経験経済」の著者の1冊ということで注目して読んだ。人工的に手を加えたものであっても「ほんもの」ということがあり得るかといった哲学的な側面もあり、結構深い1冊。翻訳はあまりよくないので余計に考えないといけなかった。結局、一流と二流を分けるのは、バリュープロポジションとデリバリーのためのオペレーションの一貫性であるように思う。「にせもの」を「ほんもの」と訴えるのも、その逆もどちらにもこの方程式があてはまるようだ。(評価A)
「競争力の原点」(遠藤功)
  • 現場力、見える化のGuruの最新本。これからの日本企業は規模(体格)のナンバーワンを目指すのではなく、品質(体質)のナンバーワンを目指すべしというのが一貫したメッセージである。今の日本の経営者を見ると、「どんどんM&Aをやって世界一を目指す」というような逸材がいないし、日本人は残念ながらグローバル化していない(むしろガラパゴス化している)ので、結局この方向が正しいのかもしれない。ただ、一点気になったが、日本の自動車産業に関する「インドのメーカーとは違う道を歩め」とのアドバイスが、「日本車は安かろう・悪かろうで最後は我々が勝つ」と思っていたBig3の辿った道にオーバーラップするように感じられた事だ。(評価B+)

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