2010年5月15日土曜日

23人プラス7

 日本代表23人が決まった。予想は8割弱が当たり。個人的には大久保と玉田が「やっぱり入ってしまったか!」(入って欲しくなかったのに)と思う。結局ジーコの時と同じで選手の序列に従って22人選び、プラス川口を呼んだというストーリーに見えた。まあ、選ばれてしまったものは仕方ないので、まずは24日の韓国戦にどんな試合をするか注目したい。前回惨敗したので、勝負にこだわって欲しいと思うが、今回はそれよりも本番につながるサッカーができるかどうか見極めたい。
 マリノスは勝ちきれずサンガと引き分け。消化不良はいつまで続くのだろうか?この分だと今年も監督交代?

読了:
「わが友マキアヴェッリ」(塩野七生)
  • 君主論であまりに有名なマキアヴェッリだが、20代後半まで「フリーター」で、「ノンキャリア官僚」の経験者というのは、恥ずかしながらこの本を読んで初めて知った。メディチ家との因縁など細かな描写はいつもながら関心するが、(私にとって)肝心な君主論についてあまりにあっさりとした記述だったのが残念。佐藤優氏の解説は「?」。わが友と思うのは勝手だが、評価が下るのはまだまだ先だろう!と突っ込みを入れたくなる。(評価B+)
「新版 問題解決プロフェッショナル」(齋藤嘉則)
  • 初版を読んだのは確かAC戦略グループの伊豆合宿の時だったので、13年も経っていたのだ。改めて読み返すと、確かにこの本が今に至る「問題解決本」、「コンサルタントの技はこれだ!本」の走りだったことが分かる。内容については言う事なし。(評価A)
「ヒューマン・シグマ」(ジョン・H・フレミング、ジム・アスプランド)
「エンゲージメント・マネジメント戦略」(稲垣公雄、伊東正行)
  • 前者は人を伸ばす事の重要性は繰り返し書かれているが、結局「ヒューマン・シグマを実践するにはギャラップのコンサルティングを受けなさい」といっているだけの本だったように思う。(評価B-)一日空けて読んだ後者にはそのあたりについて、従業員満足→顧客満足→業績アップの図式を成立させるためマネジャーは何をしなければならないか、かなり具体的に書かれている。(評価B+)
「明日のリーダーのために」(葛西敬之)
  • JR東海会長である著者が如何に自身リーダーとして成長したかを記したある意味「自慢本」。著者のような考え方は日本の年功序列のぬるま湯企業でしか通用しないと思う。ただ、これを読むと日本の政界、官僚組織、親方日の丸体質の公企業が世界の常識から遠く離れた「経営」をしていた(恐らく今もしている)ということが分かる。(評価B+)
「競争と公平感」(大竹文雄)
  • 極めてまともな本。是非うちの「ぶったるんだ」社員たちに読ませたい。構造改革・競争なくして成長なし、という「世界の常識」はここまで事細かく噛み砕いて解説しないと受け入れられないのだという事が分かる。国民新党・社民党を組み込んだ事のツケはあまりにも大きい。参院選ではお灸をすえる必要がある。(評価A)
購入:
「ポジティブ・チェンジ」(ダイアナ・ホイットニー、アマンダ・トロステンブルーム)、「ダイナミック・ケイパビリティ 組織の戦略変化」(C・ヘルファット他)、「戦略論1957-1993」「戦略論1994-1999」(いずれもDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 編訳)、「人材の複雑方程式」(守島基博)

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