2010年8月13日金曜日

夏休み後半

 今日と月曜日に休暇を取った。ここのところできなかった事を消化したい。今日は朝早くから「インセプション」を見たが、発想もストーリー展開も大満足だった。クリストファー・ノーランは前作の「ダーク・ナイト」に匹敵する"Good Job!”をやってのけたと思う。2作とも自身が見た映画のベスト5には入る。

読了:
「日本の成長戦略」(堀鉱一)
  • ちょうど同時期に大前の「民の見えざる手」が出たので良い比較になった。こちらの方がよりソフトというか「日本のよさを大切にしましょう」的だが、両者とも現状の教育・マスコミや政治家・官僚によるアンシャン・レジームへの批判は共通している。民主党への具体的提言という観点では「民の見えざる手」に軍配を上げたい。(評価A-)
「失敗の技術 マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選2」
  • 今回の方が確率論・政策論や法律論などをスコープにしている分ややアカデミックではあるが、いずれにしても面白かった。毎度日本のジャーナリズムの貧困さ(とりわけ教養の浅さ)を感じずにはいられない。(評価A+)
「戦略的思考をどう実践するか」(アビナッシュ・ディキシット、バリー・ネイルバフ)
  • "Thinking Strategically"(Dukeの時原書で読んだ)の「改訂版」という出発点もあり、ゲーム理論の解説として非常によくまとまっている。MBAコースのテキストとして最適ではないか。改めて戦略的思考の実践の難しさを実感した。(評価A+)
購入:
「大前研一の新しい資本主義の論点」、「スイッチ!」(チップ・ハース、ダン・ハース)

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