2010年12月18日土曜日

ラストスパート

今週はとにかく会議ばかりの1週間だった。海外との電話会議5回、フェイストゥーフェイス13回は多分最多記録だろう。外人たちがクリスマス休暇に入る前に終わらせるという事情があるので、半分以上は英語の会議。とにかく、しんどかった。年末までの2週間は多少時間的な余裕ができるので、改めて来年のプランをどう実現するか考えよう。

チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦の組み合わせが決まった。UEFAが仕組んだのか、インテル対バイエルン、バルセロナ対アーセナル、レアルマドリー対リヨンはいずれも「因縁のマッチ」ということで、盛り上がるだろう。ただ一人参戦する内田にも頑張ってもらいたい。

読了:
「東大講義録 文明を解くⅡ」(堺屋太一)
  • 遷都論はともかく、農業については生産者の確保を重視すべきといった大胆な発想転換なしに、日本の将来はないという点は肯けるところが多い。グローバル経済の論理が理解しきれない日本は、今回のTPP参加を逃したら、それこそ「平成三十年」の世界にまっしぐらに突き進んでしまうという危機感を改めて感じた。(評価A)
「ザ・ライト・ファイト」(サジュ=ニコル・ジョニ、デイモン・ベイヤー)
  • 「仲良しグループ」では組織の発展はない。リーダーは時に大胆に対立を仕掛けることで組織の活性化を図る必要がある。その通りだと思う一方で、日本人のメンタリティは方向性の対立が即感情的な対立になり、そのしこりが取れない、という問題も認識する必要があると思う。副作用はあるが、うちの現状を考えると、リーダーとしてはライト・ファイトを仕掛けてみようと考えた。(評価A)
「直観力マネジメント」(ユージン・サドラースミス)
  • 分析症候群に陥ることなく、スピード感のある経営をするには直観力が重要という点は同意できる。しかしながら、時に拙速だとしても後戻りできるようリスクヘッジをしておく事も必要だろう。また、結局のところ分析と直観両方を使い分けることができなければ最終的な勝利はつかめないのも事実だ。(評価A-)
「場のマネジメント 実践技術」(伊丹敬之、日本能率協会コンサルティング)
  • 組織力、とりわけ現場力の強化を図るために「場」の設定が有効という点はAgree。ただ、スピードの求められる外資などではワイガヤが定着するまで待てないというのが正直なところだ。それよりは少数の精鋭を選んで、彼らにリードさせる手法を選んだ方が良いのではないかと思う。(評価B+)
購入:
「お金の流れが変わった」(大前研一)、「シェア」(レイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース)、「ストレスフリーの整理術」(デビッド・アレン)、「『人を動かす人』になるために知っておくべきこと」(ジョン・C・マクスウェル)、「デフレの正体」(藻谷浩介)

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