2011年1月23日日曜日

風邪ひいた

先週金曜日から風邪の症状が出て、昨日は最高38度まで熱が上がった。今も咳が出るし、頭痛もする。木曜日のイベントが終わって気が緩んだのかもしれない。今日中に直して重要会議だらけの今週に臨まなければ・・・

アジアカップについては、イラクが予選リーグを勝ち残った以外、今のところ予想通りの展開になっている。カタール開催にもかかわらずベスト4に中東勢が残らなかったことが、現時点でのアジアの力関係を的確に示している。金でチームを強くするには限界があることがここでも証明されたように思う。今後ますますこの傾向は強くなり、FIFAは2022年のW杯開催地決定を後悔することになるだろう。さて、肝心の準決勝だが、日本代表はカタール戦での守備のミスを修正すれば韓国に勝てる。一点目はラインコントロールのミスだし、2点目はFKの壁の作り方に問題があった。いずれも十分に修正可能だ。日程的にも有利だし、中東勢よりもむしろ戦いやすいだろう。あと2試合しっかり戦って、チームの骨格を更に強固にしてもらいたいものだ。

読了:
「経営戦略の巨人たち」(ウォルター・キーチェル三世)
  • BCG、マッキンゼー、べイン&Co.という戦略コンサルティングファームがいかに成長してきたかが中心だが、戦略論の歴史の解説にもなっている。最近経営戦略に関する良い論文がHBRなどにも見当たらないと思っていたが、本書を読むとその理由が何となくわかるように思われる。もう一つ面白かったのは、マッキンゼーが戦略コンサルティングにシフトしようとした時、戦略を語ることができたのが大前研一氏だけだったというエピソードだ。(評価A)
「面白がる思考」(山梨広一)
  • 左脳思考の典型と思われるマッキンゼーのディレクターが書いただけあって、単なる「思い付き礼賛」と違う趣になっている。「できる」と最初に考え、そこから出発するというのは、自分の経験からしても有効な思考法だと思う。(評価A)
「繁栄(上・下)」(マット・リドレー)
  • シンプルに面白かった。FTがなぜビジネスブック・オブ・ザ・イヤーに選んだか分かる。人間の知恵はこれまでも様々な困難を克服してきたし、これからも克服するだろうという思考は、悲観論全盛の現在では貴重だ。今の閉塞的な日本だからこそ、「明日は今日より良い日になる」と思って生きていこうと思う。(評価A+)

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