2011年5月1日日曜日

GW前半

昨日は久々に実家で母や弟に会った。地震の時の話で終始したが、それだけインパクトが大きかったということだ。実家は停電が数時間続いたし、鶴見川も1Mほどの津波が数キロ上流まで到達していた。日経ビジネスで、”今回の海外がとった対応を『大げさ』というなら狂牛病の時のアメリカ産牛肉への対応はどうか、日本人の態度は不遜ではないか”という趣旨の記述を読んだ。全く正しいし、あの時の状況や政府の頼りない説明を聞いていた日本人だって本当は逃げ出したかったのではないか?少なくとも自分自身を振り返ると「大阪に行ってほしい」と聞いた時は正直何となく安堵したし、1か月やそこら帰ってこられないだろうとも覚悟した。このところの記事を読むと、偶然の爆発で事態の悪化が免れていた点もあったようだ。これまでのような幸運はいつまで続くか分からない。最悪の事態を防ぐためにどうするか、しっかりとした戦略構築を求めたいが、今の政府・東電では期待できない・・・

チャンピオンズリーグ準決勝の疲れかバルサ・レアルともリーグで敗戦。メッシは負傷という噂があったがフル出場したようなので、火曜日も出場できるだろう。決勝はどうやら2年ぶりのバルサ対マンU@ウェンブリーになりそうだ。

読了:
「生き残る企業のコ・クリエーション戦略」(ベンカト・ラマスワミ、フランシス・グイヤール)
  • 最近の戦略論の本では珍しく日本企業の事例が多く取り上げられていた。企業間の連携(何となく系列を思い出した)だけでなく、顧客・社員ともコ・クリエーションは可能だという点で、従来のAllianceと異なる。グローバル経済で成功するには、一人ですべてやることは不可能と肝に銘じ、積極的にパートナーと組んでいくということなのだろう。(評価A)
"Business Model Generation" (Alexander Osterwalder & Yves Pigneur)
  • 今年これまで読んだ中でもトップ3に入る。Strategy Canvasはビジネスモデルの要素を整理するのに強力なツールだと思う。新規事業の構築だけでなく、既存事業の収益がどこから来るのかをキチンと議論するのにも適している。これはkindleやi-Padで読むのは難しい紙ならではの本だと思う。(評価A++)
「ビジネススクールで学ぶ101のアイデア」(マイケル・W・プライス、マシュー・フレデリック)
  • 「ビジネスの単語帳」という記述がぴったりの1冊。MBAの授業で学ぶ表面的な理論ではなく、「生きた知恵」的な項目が並んでいる。表現も分かり易いので、あっという間に読めてしまう。それが良い点でもあり、物足りなさでもある。(評価A-)
購入」
「日本復興計画」(大前研一)、「逆パノプティコン社会の到来」(ジョン・キム)

0 件のコメント: