2011年10月8日土曜日

猿の惑星・創世記

久々に映画館で「猿の惑星・創世記」を見た。初めて「猿の惑星」が制作されたのが1968年ということなので、43年ぶりに「謎」が明らかになったということだ。人類が滅亡する理由というのはいくつか考えられるが、なぜ猿が人間に代わって地球を支配できたのかについては、今回の映画での理由づけで結構納得できたし、映画自体も面白かった。タダ券確保のためには11月末までにあと1本見る必要がある。「マネーボール」かな?

昨晩の「日本VSベトナム」は飲み会のためオンタイムで見られず、まだ録画も見ていない。結果(報道)を見る限りではイマイチだったようだし、正直メンバー選定の意図が良く分からない。タジキスタン戦には「ベストメンバー」で臨むのだろうが、遠藤・長谷部とも本調子ではなさそうなので、やや不安だ。

読了:
「コトラーのイノベーション・マーケティング」(フェルナンド・トリアス・デ・ベス、フィリップ・コトラー)
  • マーケティングよりも、「どうやってイノベーションをマネージするか」に重点が置かれた1冊。提唱されているのはアクティベータ、ブラウザ、クリエータ、デベロッパ、エグゼキュータ、ファシリテータのA-Fが適時・適切に連関することでイノベーションを進めるというモデルだ。多くの日本企業でイノベーションが進展しないのは、このような各役割がサイロ構造になっていて、ファシリテーションが難しいのではないか?(評価A)
「決断できない日本」(ケビン・メア)
  • 著者は「沖縄はゆすりの名人」と語ったということで国務省の日本部長を更迭された。しかし、本書で語られた「事実」を見ると、別に間違ったことを言ったとは思えない。むしろ、毎度ながら日本の官僚のリスク回避・事勿れ主義の酷さ。特に3.11のあと、アメリカが送ろうとした支援物資に対し、枝葉末節・意味不明の質問を返したというエピソードは笑うことすらできないほど「哀れ」だ。ほかにも福島第一原発の4号機について何故専門家が危険と認識しているかも良く分かったし、いかに政府を信じてはいけないか痛感させられた。(評価A+)
「イノベーションとは何か」(池田信夫)
  • イノベーションを経済学的に説いた点が新しい。ちょうどスティーブ・ジョブズの訃報が伝えられたばかりだったし、アップルなどのイノベーティブな海外の企業とソニーの違いなど納得しながら読んだ。NIH(Not Invented Here)症候群、ガラパゴス化・・・日本企業が克服すべき課題は大きいと思う。(評価A)
購入:
「もうダマされないための『科学』講義」(菊池誠、松永和紀、伊勢田哲治、平川秀幸、飯田泰之、SYNODOS)、「エクセレントな仕事人になれ」(トム・ピーターズ)、「いまこそハイエクに学べ」(仲正昌樹)

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