そもそも、昨シーズン末に松田をはじめとする主力の多くが流出し、外国人を含む十分な補強も予算の都合でできずにいた中で、「今シーズンACL出場圏内を目指す」という目標を設定した事に無理がなかったかを考えるべきではないか?「そのように言わなければサポーターの納得を得られなかった」などと考えているとしたら経営者失格だ。和司監督が与えられた戦力の中で、守り重視の「アンチサッカー」を選択し、最終盤まで上位に食い込んだことはそれなりに評価されるべきだろう。問題はフロント、チーム経営トップが負うべきだ。今後の動きを注視したい。
読了:
「クラウド『超』仕事法」(野口悠紀雄)
- スマートフォンが仕事環境を大きく変えたことが良く理解できた。超整理手帳のPR部分が多かったのは残念だが、やはりスマホ購入しなければと考えた。パスワードや薬の保存方法はさっそくやってみようと思う。(評価A-)
「伝える力2」(池上彰)
- 仕事上、部下へのニュースレターを出すことがあり、どうしたら理解してもらえるだろうかという課題に直面する身としては、わが意を得たりと思うところもあり、また参考にしなければならないと考えさせられるところもあった。基本は「自分が理解していること以上は伝えられない」というシンプルなことなのだろう。(評価A-)
「伸びる会社には理想のリーダーがいる」(ジョン・C・マクスウェル)
- 過去の著作からリーダーシップに関する「名言」をピックアップした内容。失敗から学ぶという点が繰り返されるあたり、実践的だし、ある意味アメリカ的。MISTAKESやTRUSTの分解などどこかに記録して意識しようと思う。いつもながら、この著者の本の読了後はやる気がでてくる。(評価A)
購入:
"Think Again" (Sydney Finkelstein)、「Plus 会社が分かる」(日本経済新聞社出版局編)、「3-4-3」(杉山茂樹)
その他
年末なので、今年も「今年読んだ本のベスト10」を記録したい。震災を受けて、益々「この国の形」を考えた1年になった。ベスト10にも単純な経営書でなく、今後の日本をどうするのか、特に戦後の政財官の在り様をどう変革していくのかを説く本が多く入った。(順位:読んだ順)
- 「戦略と実行」(清水勝彦)
- 「本物のリーダーとは何か」(ウォレン・ベニス)
- 「日本中枢の崩壊」(古賀茂明)
- 「日本の未来について話そう」(マッキンゼー・アンド・カンパニー責任編集)
- 「資本主義と自由」(ミルトン・フリードマン)
- 「どうする?日本企業」(三品和弘)
- 「経済成長は不可能なのか」(盛山和夫)
- 「新自由主義の復権」(八代尚宏)
- 「下町ロケット」(池井戸潤)
- 「決断できない日本」(ケビン・メア)
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