2011年12月4日日曜日

J1終戦

J1はレイソルの優勝で終幕。最終節は上位3チーム揃ってアウェーで勝利。レイソルは相手がレッズだったので、もっと苦戦するかと思ったが、予想に反して快勝。最後に勝ちきったのは優勝するに相応しい実力があったということだろう。レイソルにはクラブワールドカップでも勝ち進んでサントスと戦ってほしいと思う。

F.マリノスは最後に力尽き5位でリーグを終えた。最後にベガルタに逆転された原因は得点力不足に尽きるのではないか。失点は40でベガルタの25(38試合で失点25はできすぎでは?)、グランパスの36に次ぐ3位。でも得点が46で8位で、トップ3の他、アントラーズ・サンフレッチェ・ジュビロ・フロンターレ・セレッソより下だ。チーム最多得点が大黒の10点では・・・俊輔という「武器」を生かし切れなかった結果だろう。来シーズン最大の強化ポイントであることは間違いない。それにしてもフォワードが育たないチームだ。

Duke Blue Devilsはオハイオ州立に85対63で惨敗。アウェーであることを差し引いても寂しい点差だ。コーチKがどう立て直すかが見ものだ。

読了:
「チーズは探すな」(ディーパック・マルホトラ)
  • タイトルが示す通りスペンサー・ジョンソンの「チーズはどこへ消えた」への異議が示されている。外から与えられた変化に対応するだけで良いのか?というのがその疑問で、登場するネズミを見ていると、ジョン・コッターの「カモメになったペンギン」に近い考え方のようだ。チーズを動かすのは自分自身だと意識することは改革実行後の持続性を考えると重要だと思うので、その点では著者の言うとおりだと思う。(評価A)
「告発 ニッポンの大問題30!」(竹中平蔵、中田宏)
  • 「改革派」の二人が民主党政権に対して突きつけた「レッドカード」と言える1冊。「初めに増税ありき」では問題の解決にならないということはその通り。本書で評価されていた橋下改革については、先週の大阪W選挙でポジティブな判断が下された。毎度のことながら国家戦略のない国の行く末がただ思いやられる。(評価A)
「プロの知的生産術」(内田和成)
  • アウトプット面からのアプローチという点で、他の「知的生産術」とは一味違っていた。情報を収集し、整理するのは何のためか突き詰めるとアウトプットの質を高めるためという著者の考え方は、全くその通りだ。(ただ、多くは他の著書で紹介されていたのが残念。)目新しいガジェットの紹介もなかなか面白かった。(評価A-)
「国債・非常事態宣言」(松田千恵子)
  • 日本の国家債務の状況、日本国債安心理論の危うさやPIIGSとの違いなど、家計との比較で極めて分かり易く解説されている。問題は先送りできないところまで来ている。今度は国民も肚を括って痛みに耐えなければならない。消費税増税とセットで国家資産(郵政株や公務員住宅)の売却、所得税捕捉率のアップ(トーゴーサンの解消)、社会保障の切り下げなど全てやらないとダメだ。でもこれを実行できる可能性は限りなくゼロで、2~3年後の破綻可能性が益々増えているように思う。来年は真剣に老後の海外移住(=日本からの資産逃避)を考えようと思った。(評価A)
「マックスウェルの悪魔}(都筑卓司)
  • 永久機関の話から始まって、空気は何故たまらないかといった事象の解説や統計が物理学とどのように結びつくかなどなど初心者にも分かり易く解説されている。東洋経済(11月26日号)で「教養人の必読書40」に取り上げられているだけのことはある。(評価A)
「宇宙は本当にひとつなのか」(村山斉)
  • 人類が観測できていない暗黒物質と暗黒エネルギーが宇宙の96%を占めていることや、多元宇宙の考え方など宇宙に関する最先端の理論が分かり易く解説されている。「宇宙は何でできているか」よりはやや専門性が高いが、素人でもよく理解できた。(評価A)
購入:
「利己的な遺伝子」(リチャード・ドーキンス)、「パブリック-開かれたネットの価値を最大化せよ」(ジェフ・ジャービス、「伸びる会社には必ず理想のリーダーがいる」(ジョン・C・マクスウェル)、「日本破綻を防ぐ2つのプラン」(小黒一正、小林慶一郎)

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