2012年9月15日土曜日

イラク戦勝利でブラジルへまた一歩前進

11日のイラク戦。身体能力はイラクが勝っていたし、スタメン総取り替えや遠藤・長谷部・本田へのマンマークなどイラクの戦術がはまっていたが、日本は少なくとも最終予選B組では負ける気がしなかった。最初のセットプレーではヒヤッとしたが、ベタ引き・カウンター狙いのイラクに徐々にペースをつかみ、終わってみれば「追加点を取れればもっと楽だったのに・・・」という結果。オーストラリアの思わぬ敗戦もあり、2位のヨルダンに勝ち点6差をつけた。これなら3月のヨルダン戦で出場を決められる。最終予選後半はアウェーが多いという心配も、欧州組の多い今の代表では当てはまらない。中東の方が時差が少なく、コンディションも整えやすいはずだ。10月にはフランス・ブラジルと対戦。本番大会のシミュレーションには最適の相手だ。ここで課題を見つけ、最終予選を戦いながらチーム力を更に向上していく、というのが最高のシナリオだが、期待しすぎだろうか?

F.マリノスはレッズに敗れ3連敗。恐れていた状態になりつつある・・・打つ手は・・・厳しい!


読了:
「ブランドで競争する技術」(河合拓)

  • ブランド戦略論というより、ファッション業界の戦略テキストという感じの1冊。間違いないのは、日本企業の多くはブランドの意味を理解せずに闇雲に走っているという事。本書を参考とすべき企業はファッション以外でも多い。(評価A-)
「ダイナミック競争戦略論・入門」(河合忠彦)
  • ポーターの戦略論への「7つの疑問」に回答するということだったが、正直なところ疑問の設定・回答すべて良く分からない。ポーターの戦略論に比べるとトップラインを如何に伸ばすかに重点があり、果たして適切なボトムラインが上がるのか疑問だ。ポーターの戦略論が基本戦略として有効であることを却って再認識した。(評価B)
「競争に勝つ条件」(経営イノベーション50研究会 編)
  • 企業経営におけるICT活用の歴史がまとまっている。単なる効率化ツールとしてのシステムから、経営情報の活用、ビッグデータの時代の到来と、如何に有効な「次の一手」を打つか、マネジメントがICTと関わる局面が増大し、その能力が益々クリティカルになっていることが良く分かる。(評価A)
「企業価値経営」(マッキンゼー・アンド・カンパニー)
  • コーポレートファイナンスの重要性がこの1冊で分かる。マッキンゼーの著書だけに企業戦略と企業価値との関係に重点が置かれている。ROIC (Return on Invested Capital)を高めること=企業価値の創出、という図式も単純であるがパワフル。「企業価値評価」につながる。(評価A)
「ヒッグス粒子と宇宙創成」(竹内薫)
  • ヒッグス粒子発見の意味が良く分かった。また、宇宙創成についても分かり易く解説されている。ここまでの発展に、多くの日本人研究者が関わっていることを改めて誇りに思う。(評価A)
「経済学の犯罪」(佐伯啓思)
  • アダム・スミスの思想の正しい理解などを通じ経済学、特に新古典派経済学への批判が展開されている。ただ、本当に脱・成長の社会が「解」なのか?国の産業政策を重視しているように見える点も疑問。特に日本では当てはまらないだろう。(評価B)
購入:
「経営戦略の論理 第4版」(伊丹敬之)、「マル上司、バツ上司」(ロバート・I・サットン)、「現場力の教科書」(遠藤功)


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