2013年2月11日月曜日

ラトビア戦 予想以上の結果

 前回、「勝ち負けで一喜一憂しないように」と書いたラトビア戦、結果は予想以上だった。前半最初はもたついたが、コンビネーションが良くなると、相手が相手だけに一方的な展開になった。いつものメンバーについては、去年よりコンディションが良かったし、乾の積極性は香川や清武に良い刺激になっただろう。ヨルダン戦に向けて好発進と言って良いのではないか。

 今週はミッドウィークにチャンピオンズリーグ決勝一回戦がある。注目は何と言ってもマンU対レアルだ。香川が週末のエバートン戦をベンチ外となったことで、(問題が発生したのでなければ)サンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つのだろう。是非真価を見せて欲しい。

読了:
「もう終わっている会社」(古我知史)

  • タイトルも、見出しもキャッチ―な一冊だが、内容はGoodだった。「選択と集中」、「中期経営計画」、「顧客至上主義」の問題点が指摘されているが、決して全否定ではなく、欧米の一流企業をまねるのではなく、身の丈に合った経営をしなければいけないのだ、というメッセージととらえるべきだ。(評価A)
「Xイベント」(ジョン・キャスティ)
  • 核、エネルギー、テクノロジーなど様々な観点から想定されるExtremeなイベントがどのような結果をもたらすのか。本書を読むと、「想定外」などと片づけてはいけない問題があることを理解できる。多くのXイベントが人類の進歩によってもたらされる結果だというのは皮肉なことだ。(評価A)
「どうやって社員が会社を変えたのか」(柴田昌治、金井壽宏)
  • ベストセラー「なぜ会社は変われないのか」の基になったいすゞの改革が実際どのようなものだったのかが、現実に関わった社員と柴田氏それぞれの視点から語られている。結果的にいすゞでもトップが交代していく中で改革は挫折したという反省にも触れられており、アフター・アクション・レビューの書として読むことで、チェンジマネジメントを進める上での実践的なヒントを学べる。(評価A)
「ネット・プロモーター経営」(フレッド・ライクヘルド、ロブ・マーキー)
  • "The Ultimate Question"(「究極の質問」)の改訂版。オリジナルに比べ、実践している企業の事例が数多く掲載されており、NPSがNet Promoter IndexからNet Promoter Systemへと進化していることが分かった。今週の「週刊ダイヤモンド」の関連記事で日本における各業界のNPSスコアがあったが、多くの業界がマイナスになっていた。日本人がいかに「友人に勧めますか?」という究極の質問に答えづらい、つまり10点と9点が少なく、6点以下が多いことが窺われる低スコアだった。(評価A)
「七つの会議」(池井戸潤)
  • 日本を代表する企業の子会社で起こった問題について、各章で関与した人物の人となりと、その問題の内容や進展に鍵となる会議が描かれている。些細とも思われるパワハラの告発の裏に隠された問題が少しずつ明らかになるという点ではミステリーっぽいところもある。登場人物のバックグラウンドが「こういう人いるよな・・・」と思わせるのは筆者一流の技だ。(評価A)
購入:
「ワイドレンズ」(ロン・アドナー)、「コラボレーション革命」(ロン・リッチ。カール・ウィージ)、「機会との競争」(エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー)

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