2013年3月10日日曜日

首位!?

 J1第二節が終了。F.マリノスが連勝し、得失点差で首位をキープした。マルキーニョスと俊輔が絶好調だ。齋藤がスタメンに入れるようになれば更に攻撃の迫力が増す。ただ、スタメンの平均年齢が30歳を超えている状態は、中盤以降厳しくなるのは間違いないので、目先の勝利だけでなく、若手の経験を積ませる事を考えてもらいたい。それにしても開幕前の心配とエラい違いだ。

 海外組では、内田がケガから復活した。ルールダービー(ドルトムント戦)での2アシストの活躍は代表戦を前に好材料だ。本田や長友の方が厳しそうだが、果たしてメンバー入りするのか?

 アメリカの大学バスケットボールは今週でリーグ戦が終了し、いよいよMarch Madnessが始まる。デューク大は今朝の試合アウェーでUNCに勝利。ACCのレギュラーシーズン優勝は逃したが、恐らく第1シード4校に入れるだろう。3年ぶりの全米制覇に向け、ケガだけには注意して欲しい。

読了:
「2052 今後40年のグローバル予測」(ヨルゲン・ランダース)

  • 40年前に書かれたローマクラブによる「成長の限界」に関わったランダースによる今後40年の予測は、日本やアメリカなど現在の「先進国」にとっては厳しいものだ。アベノミクスのような短期的な政策もさることながら、本書のようなグローバル予測をもとにした国家像をどう描いていくか。残念ながら日本にはその覚悟がないように見える。(評価A)
「宇宙になぜ我々が存在するのか」(村山斉)
  • 「最新素粒子論入門」という副題の通り、ヒッグス粒子発見をはじめとする最新理論が開設されている。「強い力と弱い力」とオーバーラップするところが多い。ヒッグス粒子発見の後の展開にも触れられている。(評価A)
「ニッチ」(ジェームズ・ハーキン)
  • 「大衆」を相手にしてきた企業が苦戦をするようになった背景と、本当にニッチで勝負して成功している企業の取組が明らかにされている。ロングテール理論の問題にも触れられているし、どう対応すべきかについても書かれている。「深さ」というのがキーワードの一つになるだろう。(評価A)
「何が、会社の目的(ゴール)を妨げるのか」(ラミ・ゴールドラット、岸良裕司)
  • 「ザ・ゴール」などの著作を通じエリヤフ・ゴールドラット博士は日本企業に何を伝えたかったのか。本書を読むとその点が理解できる。博士の大野耐一氏への深い尊敬の思いを改めて知った。ビジネススクールの時に”The Goal"を原書で読んだ頃を思い出し、懐かしくなった。(評価A)
「統計学が最強の学問である」(西内啓)
  • 統計学がどのような形で他の研究領域に影響を与えているか、説明されており、統計学の入門書というよりは、「勉強したが良く分からなかった」という人が読む方が良い。タバコの害に関するやり取りなどの事例を見ると、ここでも日本は大きな後れを取っていることを実感した。ページ数の制約などもあろうが、もう少し基本用語の解説があっても良かった。(評価A-)
購入:
「デフレーション」(吉川洋)、「リーダーシップが滅びる時代」(バーバラ・ケラーマン)

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