なでしこはスランプ状態に見える。今年になってアルガルべカップ、ヨーロッパ遠征いずれも今一つの結果で、今回も3連覇を逃した。アメリカはじめ各国が日本の良さを取り入れようとしており、従来のs根術では勝ちきれなくなっている。加えて、11年W杯、昨年のロンドンオリンピック代表と若手との融合が図れていないというか、思ったほど若手が伸びていない。U-20組が台頭してレギュラーを脅かすようでないと、この先は厳しい。もう一度戦法の立て直しが必要だ。
一方男子はJ1選抜でもそこそこやれることが証明された。今回の代表、特に初代表組などが何人常連を押しのけてウルグアイ戦に選ばれるかが見ものだ。個人的には8月、9月はレギュラーが約束されていない海外組の招集は控え、国内組の経験値を上げるべきだと考える。特に本田、香川のウルグアイ戦招集は反対だ。ザッケローニには来年6月までをしっかり展望した対応をして欲しい・・・
J1が水曜日から再開。「東アジア杯効果」で観客が増えているようだ。F.マリノスは水曜日に苦手レイソルに惜しい引き分けの後、昨日はベルマーレに勝って2位に浮上。首位サンフレッチェと勝ち点差1につけた。マルキーニョスが引き続き好調なのは頼もしいが、齋藤をはじめ他のアタッカーが点を取れていないし、相変わらず無失点でないのも先々心配だ。アルディージャが4連敗とガス欠になってきた一方、底力のあるアントラーズが上がってきた。F.マリノスはサガンのあとFC東京(A)、アントラーズ(A)、レッズ(H)、アルディージャ(A)と上位との直接対決が続く。3試合がアウェーだし、レッズとのホーム戦は何故か連敗中なので、試練の4戦だ。
読了:
「コネクト」(Dave Gray、Thomas Vander Val)
- 新たな企業の形は企業と顧客が相互接続されたもの。というのが本書の伝えるコンセプト。社内の「つながり」という点ではかつての日本企業に似たところがあるが、同様の接続が社外・顧客にまで広がっているのが違い。NPS(Net Promoter Score)のようなコンセプトがどう活かされるかといった事も分かる。参考となる点が多い。(評価A)
「慶喜のカリスマ」(野口武彦)
- 大政奉還の「主役」である15代将軍慶喜はその時何を考えていたのか。一見不可解な行動は何故起こったのか。本書は慶喜が明治維新後に語った内容だけでなく、周囲が見聞きした内容を踏まえて推測しており、その作業を通じ、慶喜のカリスマ(のなさというべきか?)の実像を明らかにしている。慶喜が本当にやりたかったことが見えてくるし、彼の失敗から学ぶべき点も理解できる。(評価A)
購入:
「会社を変える分析の力」(河本薫)、「ディープ・チェンジ」(ロバート・E・クイン)
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