2013年11月17日日曜日

オランダ戦は久々に良い出来で・・・

代表のオランダ戦は2対2のドロー。前半立ち上がりに攻勢をかけ、「あれ?今日は違うぞ」と思い、2点取られたときは、正直「やはり変わらないな。今日もダメか?」と思ったが、昨夜の代表はここからが違った。前半のうちに大迫が1点返し、後半スタートから遠藤と香川が入ったことで、攻撃がスムーズに行くようになった。特に、F.マリノスでの俊輔のように、ピッチ全体を見渡せる遠藤の良さが昨日ほど明らかになった試合はないのではないか。流れるようなダイレクトパスから本田が同点のシュートを決めてからも香川と柿谷が惜しいシュートを放ち、最後は完全に日本ペースの試合になった。やればできるじゃん!ただ、前半非常に効いていたナジェル・デ・ヨングが交代したことで、オランダがゲームメークできなかったという要因は割り引いて考える必要があるし、やはり勝ちきれないという課題は残った。次のベルギー戦はどうなるだろうか?

F.マリノスは前節辛うじて首位をキープ。贔屓目かもしれないが、残る3戦のうち最低2勝して勝ち点65を確保できれば優勝の可能性は高い。レッズ・サンフレッチェ・アントラーズいずれもセレッソとの試合が残っているので、3連勝は厳しいだろう。得失点差で考えてもF.マリノスは若干優位。ただ、さらに確実にするには2点差以上の勝利を挙げておきたい。金曜夜の「キックオフF.マリノス」で俊輔が「相手の試合経過が気になるようではダメだ。」と言っていた。やはり次節彼が戻ってくるのは頼もしい。ケガだけはしないようにお願いします!
ところで、天皇杯で苦手レイソルがトリニータに敗れた。これで決勝までの道筋が見えてきた。めったにないチャンスだ。この際2冠達成を狙おう。

Dukeバスケはカンザス大に敗れたが、この時期にランキング上位校と戦ったのは意味がある。気が早いが2014年にリクルートランキング1位(Jahil Okafor)と5位(Tyus Jones)の2選手が入学をコミットした。奇しくも(?)カンザス大に競り勝っての勝利だ。今年の1年生Jabari ParkerがNBAに入った後も大丈夫な補強になった。
一方フットボールは強豪マイアミ大にも勝利。年末のボウルゲームへの出場にまた一歩近づいた!

読了
「新訳7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー)

  • 何年振りかで本書をすべて読んだ。改めてそれぞれの習慣がどのように結びついていくかを確認し、また時間管理をどうすべきか考えた。自分自身では「やっているつもり」の習慣が多いのを反省した。やはり名著である。(評価A)

「知の最先端」(フランシス・フクヤマ他)

  • 心理学、経営学、政治学などの著名な研究者およびカズオ・イシグロがまさにそれぞれの専門分野における最先端の理論を語っている。イシグロ氏以外の著作は読んだことがあるので、内容は目新しいものではなくても、インタビューを通じて、日本をどう見るか、という視点が加わっているのが良い。(評価A)

「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」(山口周)

  • 日本人がイノベーティブでないというのは嘘。問題はイノベーションをつぶす日本企業の組織構造にある。著者の考えに大きく頷かされた。「新参者」、「素人」が持つイノベーティブな考え方をつぶさずに伸ばす。日本企業およびその中のリーダーにとって一番難しい仕事だが、ここが変えられなければ衰退以外ない。(評価A)

「失われた20年の勝ち組企業100社の成功法則」(名和高司)

  • 伝統的な「J型」(現場のオペレーション力だけで勝負する)企業をいかに事業モデル構築力と市場開拓力を備えた「X型」企業にするか。この20年間の「勝ち組企業」からユニチャーム、ダイキン、味の素、さらにはランキング対象外だが圧倒的存在のファースト・リテイリングなどを例に実践的な戦略論が展開されている。(評価A)

「その科学があなたを変える」(リチャード・ワイズマン博士)

  • 「AS IF理論」行動が意識を変えるという理論をベースに、様々な実験結果からいかに自己変革をしていくかが説かれている。それにしても心理学者は酷い実験をやるものだ、というのも本書を通じ明らかにされる。巻末の「体を使って脳を変えるための10の方法」は実践してみようと思う。ただ、読みながら本を破くことができなかったので、ちょっとハードルは高そうだ。(評価A)


購入:
「流れと形」(エイドリアン・べジャン、J・ペター・ゼイン)、「行人坂の魔物」(町田徹)、「シナリオ・プランニング」(ウッディ―・ウェイド)、「日本サッカースカウティング127選手」(ミケル・エチャリ、小宮良之)

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