2013年12月8日日曜日

J1優勝ならず。W杯組み合わせ決定

F.マリノスは最終節も敗戦。サンフレッチェに逆転を許す結果となった。先週の敗戦を目撃して以来、何となくこの結果を予感していたので、こわくて中継を見られなかった。結局のところここ何試合も2点以上取れなかったことが最後に効いてしまった。良い意味でも悪い意味でも今年のマリノスは俊輔のチームだった。その俊輔が胆のう炎に倒れたことが運命を決めたように思われる。

優勝は逃したが、今年の俊輔の価値は揺らぐことはないだろう。誰よりも広くピッチを駆け、守備では一番ユニフォームを汚し、仲間を鼓舞し、自らも得点を挙げた。今年の俊輔を生で4試合見ることができたのはジーコ、マラドーナ、プラティニ、そしてクリロナを見たように一生の思い出になる。

土曜日の早朝ブラジル大会の組み合わせが決まった。日本はC組で初戦コートジボアール、第二戦ギリシャ、そしてグループリーグ最終戦がコロンビアになった。楽な相手ではないが、ベスト16入りは十分可能な組み合わせではないか。ただ、ここを突破してもベスト8を狙うにはD組のウルグアイ、イタリア、イングランドのいずれかを破らなければならない。あと半年でどこまでチーム力を高められるだろうか?最終メンバー争いも残り枠は少なそうだがこれからの注目だ。

読了:
「ロードサイド・クロス」(上)(下)(ジェフリー・ディーヴァ―)
  • 「人間嘘発見器」キャサリン・ダンスシリーズの第二弾。リンカーン・ライムシリーズと違い、文庫化まで待って読んだ。ディーヴァ―の作品はどれも展開が目まぐるしいのが特徴。本当に一日24時間でここまでやれるの?と突っ込みを入れたくなるような動きの連続だ。また、著者一流の「ひねり」も随所に見られて楽しめた。今回はSNSで「いじめ」にあっている高校生に容疑がかかるが、真犯人は意外なあの人物・・・(評価A)
「ウォール・ストリート・ジャーナル ザ・マネジメント」(アラン・マーレイ)
  • 現代のマネジャーに求められる経営スキルが一冊にまとまっている。ウォール・ストリート・ジャーナルの記者が書いた本なので、もっと生々しい経営者の「生態」が描かれれているかと期待したが、何故かゴーンとストリンガーという日本企業の外国人CEOばかり目立っていた。(評価B)
「ウォートン・スクール ゲーミフィケーション集中講義」(ケビン・ワーバック、ダン・ハンター)
  • うちの会社でも施策定着の手法として取り入れ始めたゲーミフィケーション。ポイント・バッジ・リーダーボード(PBL)を如何に組み込むかという技法よりも、何を達成するか、経営目標を明確にすることが必要と説く。ゲーミフィケーションは今後益々重要になってくるだろうという思いを強くした。(評価A)
「原発ホワイトアウト」(若杉冽)
  • 現役覆面官僚による自爆テロ的な小説。経産省・警察庁といった役所、電力業界、マスコミ、政党・・・日本を牛耳る岩盤がどのようなものかこれを読むと理解が深まる。登場する参議院議員、県知事などは実在の人物を連想させる。本書の結末を読むと、小泉元首相の原発撤廃を支持したくなる。(評価A)
「シグナル&ノイズ」(ネイト・シルバー)
  • 解説によると本書の著者は昨年のアメリカ大統領選の結果を正確に予想したという。本書がカバーするのはメジャー・リーグやNBA、ウォール・ストリート、ポーカーやチェス、インフルエンザから果ては巨大地震や地球温暖化まで。統計学と予測に関する多くの事例(成功も失敗も)が語られている。非常に面白かった。(評価A+)
「感染遊戯」(誉田哲也)
  • 「ストロベリーナイト」シリーズのスピンオフ中編集。一見関連のない事件が裏で繋がっている。元高級官僚が狙われるという実際に起こった事件を思い出さずにはいられなかった。ガンテツをはじめとするキャラクターは生き生きと活躍。姫川玲子も要所要所で顔を出し、なかなか面白い仕上がりだった。(評価A)

購入:
「血の轍」(相場英雄)、「日本代表がW杯で優勝する日」(中西哲生)、「歴史をつかむ技法」(山本博文)


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