今年最後の代表戦2試合に臨むメンバーが発表され、遠藤、今野、長谷部、内田が復帰した。この2試合は勝負に拘るということで、「ザックジャパン」復活祭となるようだ。メンバーが同じでも新たなコンセプトが示せるのか?それとも元にもどるのか?オーストラリア戦はアジアカップの予行演習として興味深い。
錦織はツアーファイナルに向け調子を戻してきたようだ。(録画でパリ・マスターズの映像を少しだけ見たが、サーブが入らないし、酷い状態だった。逆にそんな状況でもマスターズで準決勝まで勝ち上がれるというのは真に実力がついた証拠だ。)ツアー・ファイナルのラウンドロビン初戦は過去全敗でかつ「ホーム」のマレーが相手だが、今年は様々な壁を越えてきた錦織なので、大いに期待したい。
久々にDukeネタ。フットボールは昨年の勢いそのままに、ここまで8勝1敗でランキングトップ25に上がってきた。残りは3試合。今季もぜひボウルゲームに出て、今度こそは勝利を飾って欲しい。一方バスケットボールは有望な新人が揃って、プレシーズンランキングは4位につけている。今月中旬にはシーズンが始まるのでこちらも楽しみだ。
読了:
「組織が動くシンプルな6つの原則」(イヴ・モリュー、ピーター・トールマン)
- リエンジニアリング・リストラクチャリングといった経営への「ハード」アプローチも、チームビルディングのような「ソフト」アプローチも組織力を向上させる事はできない。著者らが属するBCGは①従業員の行動を理解し、②協働の要をみつけ、③権限の総量を増やし、④助け合いを仕組化、さらに⑤その結果をフィードバックして、⑥助け合った人に報いる、という6つの原則からなる「スマート・シンプリシティ」を提唱している。実行した改革を定着させるには良いアプローチだとは思うが、やはり「ハード」アプローチの必要性は変わらないのではないか、と感じた。(評価A)
「合理的なのに愚かな戦略」(ルディー和子)
- 「顧客志向」、「プライシング」、「ブランド」、「コミュニケーション」、「経営戦略」、「イノベーション」。いずれも日本企業が実は苦手な分野であるということが現実の失敗例を踏まえ説かれている。経営者が論理的な意思決定・判断をしていないことが究極的には問題の本質と考える著者の主張は素直に耳を傾ける価値がある。(評価A+)
「英エコノミスト誌のいまどき経済学」(サウガト・ダッタ)
- エコノミスト誌に2008年のリーマンショック前後を中心に掲載された記事が収録されている。「いまどき」というには少し時間が経ってはいるが、マクロ経済学、ミクロ経済学、行動経済学など研究者がいかに現実の世界に起きている出来事を理解しようとしているかが分かり易く解説されている。かつて毎週読んでいた記事なので懐かしさもあった。(評価A)
「ソロモンの偽証」(5)(6)
- やっと読了した。途中で結末が見えていたが、それでも最後まで飽きずに読むことができたのは著者の技だ。特に学校内裁判については毎日当事者一人の視点から進展が語られているというのは面白い手法だと感じた。文庫版に「オマケ」として収録された中編で主人公の20年後が描かれており、こちらも成程と思わせる内容だった。(評価A)
購入:
「ゴースト・スナイパー」(ジェフリー・ディーヴァ―)、「売国」(真山仁)
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