2014年11月16日日曜日

久々の快勝、ホンジュラス戦。Fuqua as No.1!

日本代表のホンジュラス戦。先発メンバーは武藤以外の10人がブラジル大会代表ということで、どんなサッカーになるのか、と興味があったが、長谷部のアンカー、遠藤と香川のインサイドハーフが前からプレスをかけ続け、奪ったらショートカウンターという戦術が予想以上にはまっていた。一点目は遠藤のCKから流れたところに吉田が詰めた。前半半ばに少しプレスが甘くなったが、前半終了間際に本田の独走と遠藤のミドルで3対0として試合を決めた。後半は更に攻撃の歯車が噛み合い乾(2ゴール)と豊田が代表初得点を上げ快勝した。

得点を決めた選手や長谷部はもちろん良かったが、久々の内田はタイミングの良いオーバーラップで相手を引き付けたし、インサイドハーフとしての香川も守備で頑張りを見せてアジアカップに不可欠なメンバーだと印象付けた。更に長友不在の左サイドでは酒井高徳が穴を感じさせない出来だった。ホンジュラスが良くなかった点を割り引いても、このサッカーができればアジアカップ連覇は可能だろう。

Dukeの話題3つ:

  1. Bloomberg BusinessweekのアメリカMBA(ビジネススクール)ランキングでわが母校Fuqua School of Business, Duke UniversityがNo.1にランクされた。在学中(94年~96年)はトップ10に入れず、「クラスの人数が少ないFuquaは採用企業の評価が大きなウェートを占めるBusinessweekのランキングでは苦しい」と言われていた。最近はその壁も乗り越えてトップ10の常連に位置付けられてはいたが(前回は6位)、それでもHBS、ウォートンやシカゴの壁は高いと半ばあきらめていた所があったので、このニュースは本当に嬉しかった。まだ日本では販売していないようだが、販売されたらすぐに購入しよう。
  2. 2014-15のカレッジバスケットボールシーズンが開幕した。Pre-seasonランキング4位のDukeは初戦を113対44で大勝した。2015年NBAドラフト1位指名候補と称されるJahlil Okaforをはじめとする1年生4人が揃って10点以上を上げる活躍を示した。このところシーズン後半での失速が続くので、油断なく最後まで突き進んで欲しい。
  3. 一方Footballはここまで8勝2敗。今節のVirginia Tech戦は1点差の惜敗だったが、今年も勝ち越しが決定。今世紀初めの頃にはACCで1勝することもできなかった事を考えると、素晴らしい復活を遂げている。次節UNCに勝ち、ボウルゲームへの出場&勝利を期待している。

日本中が錦織圭の快挙に沸いている。フェデラーとジョコヴィッチには勝てなかったが、ツアー・ファイナルズ初出場での準決勝進出は素晴らしい。これでランキング5位でシーズンを終えることになる。来シーズンこの地位を確実にし、更に上位を目指すには今年以上にハードな日程を勝ち抜く必要がある。勿論グランドスラム優勝への期待も高まる。来シーズンに備え日本のマスコミに振り回されることなく、しっかり休み、かつ体力をつけて全豪に臨んで欲しい。

読了:
「キャズム2」(ジェフリー・ムーア)

  • ハイテク・プロダクトのマーケティングを行う上で欠かせないのが本書「キャズム」。原書第三版の翻訳では、実際に著者の説くマーケティング手法を取り入れキャズムを乗り越えたプロダクトに事例が置き換わっている。このことが、ホール・プロダクトの重要性など著者が提唱してきたことの有効性を明らかにしている。キャズムのコンセプトは別にハイテク・プロダクトに限定されるものではないだろう。(評価A)

「経営の失敗学」(菅野寛)

  • 長年BCGでコンサルタントとして活躍し、現在は一橋大大学院教授を務める著者が、これまでの経験から示す「経営の『べからず集』」。ビジネスはそもそも同質化しても異質化しても失敗する運命にある、というジレンマとソニー・パナソニック(松下電器)がかつて如何にしてそのジレンマを乗り越えたか、という事例が面白かった。「合理的なのに愚かな戦略」を立てたり、「失敗から『学んだつもり』の経営」にならないためにも本書が有効だ。(評価A)

「大統領のリーダーシップ」(ジョセフ・S・ナイ)

  • 「スマート・パワー」の提唱者で、かつて駐日アメリカ大使の候補として名前の挙がった著者が、アメリカの歴代大統領のリーダーシップスタイルを分析し、解説している。必ずしも変革型リーダーシップ礼賛になっていないこと、民主党に近い著者がジョージ・W・H・ブッシュ氏に対する評価の高さなど以外な部分もあるが、納得できる内容だ。日本で同様の分析をしたらどうなるだろう?(評価A)

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