2015年3月15日日曜日

アデミウソンのデビュー戦はスコアレスドロー

今節F.マリノスはFC東京と対戦。期待のアデミウソンは先発し後半39分まで出場した。後半兵藤の惜しいシュート2本が権田のファインセーブにあったこともあり、結局ゴールを奪えずスコアレスドローに終わった。ダイジェストを見る限りだが、アデミウソンは一人で突破することも、周りを活かすことも可能なプレーヤーのようだ。連係が良くなり、俊輔たちが戻ってくれば、得点力は間違いなく上がるのではないか。守備はどうやら修正できたようなので、今後に期待しよう。

読了:
「成功するイノベーションは何が違うのか?」(ネイサン・ファー、ジェフリー・ダイアー)

  • イノベーションを成功に導くためにはMBA流の「ビジネスモデルありき」の戦略ではうまくいかない。インサイト→課題→ソリューション→ビジネスモデルそして拡大という著者の説くイノベーション実現メソッドは本書に取り上げられた企業の戦略から導かれており、その応用範囲がITに限られていない点でも評価できる。新たな問題解決のメソッドとして捉えることで日々のマネジメントにも活用可能だ。(評価A)
「道端の経営学」(マイケル・マッツェオ、ポール・オイヤー、スコット・シェーファー)
  • ロードサイドムービーを見ながら経営のポイントを学べる、というユニークな一冊。事業規模拡大、商品差別化、価格戦略、ブランド構築、交渉、人事関連と各章様々な「成功例」のポイントを整理しているが、本書の最も良いのは、すべての戦略的課題の答えは「場合によりけり」である、というマイクの法則を証明している点だ。先の「成功するイノベーションは何が違うのか?」も本書も日本企業にありがちな「me-too症候群」に対する警告の書と受け止めるべきだ。本書は現時点で今年No.1の経営書だ。(評価A+)
「ネット社会の『正義』とは何か」(西垣通)
  • 本業はコンピューター研究者である著者が、「集合知とは何か」の続編的な位置づけでこれからの民主主義の話をしている。前作に引き続き、「みんなの知恵が正しい」のは正解がある問題についてで、正解のない問題に応用するには適さないと説き、サンデルの議論(およびその中に出てくるロールズの正義論)からネット集合知のありかたに一つのアイデアを示している。(評価A)

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