2015年6月6日土曜日

ナビスコカップ最終戦の勝利の意味は?

ミッドウィークのナビスコカップ。敗退が決まっていたF.マリノスは予選リーグ最終節でモンテディオに2対0で勝った。デビュー戦となったGK鈴木、FB北谷をはじめ若手中心の先発メンバーで戦い、ラフィーニャとアンドリューがゴールを決め、かつ無失点で勝ったのは大きな収穫ではないか。俊輔や栗原はまだ別メニューのようだが、選手層が一層厚くなることが必ずプラスにつながる筈だ。

日曜日は代表戦による中断前最後のヴァンフォーレ戦)だ。ミッドウィークのレイソル戦でレッズが引き分けたことで1stステージの優勝はなくなったが、2ndステージに向け良い流れを作り、更には年間1位を狙うためには負けられない1戦だ。予想スタメンはほぼ前節通りだが、ラフィーニャをトップに、アデミウソンをセカンドストライカーとするなど攻撃的な布陣も是非試して欲しい。


読了:
「創造する破壊者」(フランク・ライアン)
  • 韓国でのMERSウィルスの感染拡大がトピックになっている中で読むと極めて不思議な思いを抱かざるを得ない。ウィルスと人間とは共生関係にあるとか、ダーウィンの進化説は必ずしも全てを説明できないとか、本書を読むまで常識だと考えてきたことが根底から覆された。逆に、最新の研究でこんなところまで(たとえば「初期の現生人類とホモ・エレクトスとの間には異種交配があった」!)解明しているのだ。長いが非常に面白い一冊。(評価A+)
「ブラインド・サイド」(マイケル・ルイス)
  • サンドラ・ブロックがオスカーを受賞した事でも知られる映画「しあわせの隠れ場所」の原作。現役のNFLプレーヤーであるマイケル・オア―の大学入学までのエピソードは映画と同じだが、原作は彼のポジションであるレフト・タックルがどうして重要性を増したか(タイトルのブラインド・サイドの意味でもある)がNFLのゲームの進化と重ねて描かれている。NCAAでプレーする学生の実態も良く分かる。(評価A)
「プロフェッショナル・リーダー」(野田務)

  • 主人公健太が、上海・シリコンバレー・東京での3つのミッションを通じてプロフェッショナル・リーダーとして成長していくストーリーを基に、リーダーに求められる9つのスキルを説いている。ストーリーに登場する中国企業、アメリカ企業、投資ファンドと日本企業との経営スタイルの違いとそれをどのように克服するかも大きな課題だ。健太のような社員=「出る杭」を大切にできる日本企業がどれだけあるだろうか?現実感が湧かなかった。(評価A)

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