読了:
「日経スペシャル ガイアの夜明け 挑む100人」(テレビ東京報道局 編)
- ユニクロ(柳井氏)、トヨタ自動車(豊田氏)、日産自動車(C.ゴーン氏)など著名な企業・経営者から、世間には知られていない地域密着企業やNPOまで、従来の常識への挑戦、危機からの回復などに「挑む」100社・100人のストーリーがコンパクトに纏められている。いずれもかつて番組で取り上げられているので、見た記憶がある人もあり、改めてその発言を読むと、「やるべきことを見極め、愚直に取り組む」という共通項(極めて当たり前だろうが)が見えるし、それが経営の王道なのだろうと再認識する。(評価A)
「プロフェッショナルマネジャー・ノート2」(プレジデント書籍編集部 編)
- 「プロフェッショナルマネジャー」を読んだのはもう10年以上前。かつて学んだビジネススクールの講堂が「ジェニーン」という名前だったのは、この名経営者にちなんだものだった。今回改めてローソン玉塚氏の解説が加わった「ノート」を読むと、「目標から逆算して考える」、「リーダーシップは歩みながら学ぶ」といった「ジェニーン氏の経営論がいかに実戦的か再確認できる。(評価A)
「こうして、世界は終わる」(ナオミ・オレスケス、エリック・M・コンウェイ)
- 「24世紀の歴史研究者の視点で西洋文明がどうして2093年に滅んだか分析する。」本書の設定はとてもユニークだ。筆者はこうした設定を使って、地球温暖化への歯止めが一刻も早く実行されなければ、文字通り地球規模の危機は免れない、と警告する。市場に任せる事の危険性について、2093年の危機を乗り越えられたのが中国だった、というアメリカ人にとっては受け入れがたいだろう仮説を置くことで指摘している事は重く受け止められるべきだろう。(評価A+)
購入:
「『歴史認識』とは何か」(大沼保昭)、「ザ・原発所長」(上)(下)(黒木亮)、「権力の終焉」(モイセス・ナイム)、「人工知能」(ジェイムズ・バラット)
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