2015年8月2日日曜日

リーグ戦中断期間で立て直せるのか???

ミッドウィークのリーグ戦、F.マリノスはエスパルスに1対2で逆転負け。これで9戦勝利がなく、2ndステージは17位。年間総合順位でも9位に後退した。この試合、俊輔がトップ下に戻ったが、途中交代。兵藤・藤本も交代して後半35分以降はパスの出し手もセットプレーのキッカーも不在となってしまった。ここのところのモンバエルツのマネジメントには「?」を付けざるを得ない。降格圏の年間総合順位16位と勝ち点7まで差が縮まった状況を踏まえ、この中断期間には、残り試合で何をすべきなのか、どうしたら打開できるのか、危機感持って取り組んで欲しい。

土曜日から東アジアカップが開幕した。ディフェンディング・チャンピオンの男子について、前回(2013年)は柿谷、大迫、青山、森重といったメンバーがその後のA代表常連にステップアップするきっかけとなった。今回ハリルホジッチの眼に止まるのは誰だろう?なでしこに関しても、カナダW杯の主力(海外組など)を今後押しのけてリオ五輪メンバー入りする選手が一人でも多く出てきてほしい。

読了:
「マスタリー」(ロバート・グリーン)

  • 世の中の達人は凡人とどこが違うのか?本書ではダーウィン・アインシュタインといった「偉人」から、ボクシングの名トレーナー、ロボット工学の研究者(日本人女性)など現代の「マスター」に共通するのは、人生でやるべきことを見つけ、修業を積み、メンターを超え、あるがままに人を見(社会的知性)、創造的活動期を経てマスタリーへと到達するというステップを踏んでいる事と説く。So what?と片づけるのではなく、今更ながらかもしれないが、少しでも意識して生きよう。(評価A)
「リーン・スタートアップを駆使する企業」(トレヴァー・オーエンス、オービー・フェルナンデス)
  • エリック・リースが著した「リーン・スタートアップ」手法は既存の大企業でも役に立つのか?少なくとも本書が取り上げたGE、グーグル、クアルコムなどの有名企業では、イノベーション推進の手法として活用されている。ただ、スタートアップを立ち上げようとする人材を社内に留めるためのしくみづくり、企業文化として定着させるには大胆な戦略転換が必要となるケースが多いだろう。日本企業が採用するにはアメリカ企業以上に高いハードルがいくつも待ち受けている。(評価A)
「選択と捨象」(冨山和彦)
  • 産業再生機構のCOOとして、また、それ以降もJALのタスクフォースメンバーとして企業再生に取り組んできた著者が、カネボウ・ダイエー・鬼怒川温泉・JALなどの再生物語の内幕を初めて明かした点で、本書は読みごたえのある1冊となった。大切なのは企業ではなく、事業だという著者のメッセ―ジは、実は著者が否定するMBA的発想に他ならないと思うが、そのことを差し引いたとしても、日本の企業ムラでは重く受け止められるべきだ。余談だが、本書を読んで、私自身がかつての職場で本書で取り上げられたいくつかの企業と関わった記憶も甦った。(評価A+)
「『昭和天皇実録』の謎を解く」(半藤一利、保坂正康、御厨貴、磯田道史)
  • 今年3月に最初の2巻が発行された「昭和天皇実録」の全61冊を検証した結果見えてくる昭和天皇の姿は、いくつかの点でこれまで考えられてきたものと異なっていた。また「実録」を読み解くことで、天皇が太平洋戦争の開戦をいつ決意したのか、敗戦・終戦をどの時点から考えていたのかといった点も検証されている。間もなく70年目の終戦の日を迎えるタイミングで改めて昭和史を考えた。(評価A+)
購入:
「最高知『古典』に学ぶ、成功の戦略」(江上剛)、「出現する未来から導く」(C・オットー・シャーマー、カトリン・カウファー)



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