2016年7月3日日曜日

マルティノス、カイケ、中町。。。2nd Stage初戦は勝利(@ベルマーレ戦)

J1 2nd Stageが始まった。F.マリノスの初戦は前回19年ぶりに敗れたベルマーレが相手。俊輔不在のマリノスは今季初めて4-4-2でスタートしたが、試合の入りは毎度のことながら「軽く」て押し込まれる展開が続く。それでも前節までと見違えるような動きを見せるカイケをはじめ攻撃陣が徐々にペースを取り戻す。先制点もカイケがうまく左サイドに流れ、折り返したところをマルティノスが詰めたものだった。後半も基本的にマリノスのペース。25分には齋藤のシュートがポストに当たりこぼれたところをカイケが押し込む。更に途中出場の前田のCKを中町が決め3点差にすると、反撃を何とか抑えクリーンシート達成。年間順位8位に浮上した。
 
今日はこのところの試合に比べると、監督のやりたい事が出来たように見えたし、カイケ・マルティノス両選手がやり易そうに思えた。そう考えると、俊輔復帰後ももしかすると2トップの方が結果につながるようにも思われる。その場合にはセントラルMFは中町・喜田ではなく、アンカータイプの選手が俊輔と組むのが良いだろう。次節どんなメンバーでスタートするか楽しみだ。

読了:
「福島第二原発の奇跡」(高嶋哲夫)

  • 福島第一原発事故の裏で語られることは少なかったが、実際には3.11の大津波により福島第二原発も同様の危機にあった。本書では当事者のインタビューを基に増田所長以下のメンバーどうやって危機を切り抜けたかが描かれている。電源が全喪失しなかったためメルトダウンしなかったという表面的な知識はあったが、本書を読むと、第二原発でもベントが真剣に検討されていたことなど、本当に一歩間違えたら第一と同じ運命を辿っていた可能性がある事を改めて知った。(評価A)
「戦後政治を終わらせる」(白井聡)
  • 「永続敗戦論」著者による日本政治論。所謂55年体制が如何にして生まれたか、その成り立っていた基盤(=冷戦構造)がなくなった今、どのように「戦後レジーム」から脱却すべきかといった点については耳を傾けるべき点がある。しかしながら地政学的な不確実さが増大する現状を考えると、次の展望を示せない勢力が政権に参加することの方が怖い。著者もそのあたりは認識しているのではないか?(評価A-)
「往復書簡」(湊かなえ)
  • 手紙のやり取りの形を取りながら、学生時代の出来事の真相が暴かれていく。3つのエピソードいずれも面白いが、映画「北のカナリア」の原案になった「二十年後の宿題」を読むと、一つの「事件」が、たとえ当事者であっても関わり方の強弱や視点の違いで「十人十色」の見え方をするということが面白い。文庫版に収録された「一年後の連絡網」により2つのエピソードが完結しているので、読後感が良かった。(評価A)
購入:
「経営学者の読み方 あなたの会社が理不尽な理由」(清水勝彦)、「中央銀行が終わる日」(岩村充)、「花の鎖」(湊かなえ)

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