2016年7月24日日曜日

首位陥落。ちょっと前の「残念な」マリノスに逆戻り(1対1 ジュビロ戦)

総得点の差で首位となったマリノスは今節ジュビロ戦。ホーム3連勝ならず悔しい引き分けに終わり、一週間で首位を明け渡した。

 立ち上がりから攻勢に出たマリノス.。俊輔が2トップの一角に入るように高い位置をとったマリノスは、その俊輔がボールを奪取し、カイケとマルティノスのワンツーから先制する。その直後ビッグチャンスがジュビロに。クロスがピタリとあってヒヤッとしたが、榎本が止めた。その後マリノスは度々チャンスは作るのだが、フィニッシュの精度を欠き、1対0で折り返す。
 後半はジュビロが押し返し、マリノスはカウンター狙いに。そうした中、相手の同点弾が唐突に決まる。見ていて「えっ!入っちゃった!?」という感じだった。その後は押し込んだが、斎藤のヘッドなど最後まで得点できずドローで終わり、セカンドステージ3位、年間順位6位に後退した。

見ていて歯がゆい試合だった。押し込んでいたと思っていたのに、スタッツを見るとシュート数は15本対16本で相手のほうが多かった。ここにマリノスの問題点がある。例えば俊輔。見せ場は作るが、シュートは1本のみ。それも正直「いつ打ったっけ?」と思うほど印象に残っていない。他の攻撃陣も然り。今季たぶん1試合複数得点した選手はいないはず。斎藤やマルティノスのドリブルがありながら、ゴール前でファウルをもらっていないのも疑問だ。もっと貪欲にゴールを奪う意識がなければステージ優勝など夢のまた夢だ。一方守備も後半ズルズルと下がる悪い癖が出ていた。それで相手が(多くはノーチャンスだったが)マリノスを上回るシュートを打てたのだろう。次節はグランパスとのホーム戦。連敗中の相手に勝利をプレゼントしてしまうマリノスの悪い癖だけは出さないでしっかり勝ち点3を挙げてほしい。

読了:
「アリエリー教授の人生相談室」(ダン・アリエリー)
  • 行動経済学の立場から人生のさまざまな悩みを解決しようとするとどうなるのか。本書を読むと、「使える経済学」というフレーズがぴったりとくるが、よく考えると、行動経済学は心理学がベースにあるのだから、人生の心配事に対する何らかの示唆は十分可能ともいえる。母校Fuquaの教授なのでますます活躍してほしいし、できれば5年後のReunionでは記念講演を聞いてみたいと思う。(評価A)

購入&読了:
「花の鎖」(湊かなえ)
  • 奥さん用に買った一冊だが、一日で読んでしまった・・・東京から新幹線で1時間余、そこから更に在来線で行くという町を舞台に3人の女性のストーリーが展開する。この3人のストーリーがどう結びつくのか?鍵を握るのは「K」なる人物・・・いたるところに伏線が張られているので、全て明らかになると、「なるほど!」と納得できる。(評価A)
購入:
「母性」、「夜行観覧車」(共に湊かなえ)


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