2010年11月21日日曜日

アジア大会などなど

2週間ぶりのテニスで、体が痛い。多少は上達しているが毎週1回では限界もある。まあこれで満足しよう。

アジア大会の男子サッカーが準決勝に残ったのは朗報。来年のロンドン五輪予選を考える時、多くの選手がアジアの中で通用する事を証明できたと思う。このメンバーに金崎や宇佐美、指宿、大迫、できればマリノス小野などが加わる事で一層強くなってほしい。香川を予選に呼ぶ必要がない位のプレーを見せてくれ!

マリノスはここへきて痛すぎる連敗(天皇杯まで入れると3連敗)。やはりCB2枚が欠けた影響は大きい。もはやこれまでか?続投も決まったことだし、木村監督には思い切って若手で戦ってもらいたいような気もする。最終戦(アルディージャ)は見に行こうと思う。

バルサもレアル・マドリーも圧勝。次節(日本時間30日朝)はいよいよクラシコだ。DVDの予約を忘れないようにしよう。

読了:
「エグゼクティブの悪いくせ」(綱島邦夫)
  • 著者が上げる5つの悪いくせ①現場主義の理解の軽薄化、②長期的視点の欠落、③独自の工夫への過度なこだわり、④「企業は人なり」での思考停止、⑤率先垂範の悪循環はいくつかの点でわが社のような外資の日本支店にも当てはまる。企業文化ではなく、日本人エグゼクティブの考え方の問題だと考える。(評価A+)
「選択の科学」(シーナ・アイエンガー)
  • 行動経済学などの本にたびたび登場する「ジャムの実験」(=選択肢が多くなると選択できなくなることを示す実験)をやったのはこの人だったのか、と納得。この本の良いところは選択することには責任が伴うのだということをキチンと伝えていること。本当に盲目の人が書いたのかと思うくらいにアメリカ映画やTVの内容に言及されているのも面白い。(評価A)
"Buy-in" (John P. Kotter, Lorne A. Whitehead)
  • 初めてKindleで購入し、読み終えた。良いアイディアを守りバイイン(賛同とコミットメント)を得るため、24タイプの攻撃(「過去にやったができなかった」、「うちは他所とは違う」、「全ての論点が議論されていない」などどこかで聞いたことのある攻撃ばかりだった。)にいかに対応するか。ストーリーと解説という2部構成なので実例を考えながら読むことができた。変化を怖がるスタッフをどのように導いたらいいのか、参考になる。i-Padはちょっと重いけど、これなら読んでいけると確信できた。次は何を読もうか?(評価A)
購入&読了:
「売れる数字」(佐藤義典)
  • 「戦略BASiCS」や「3つの差別化軸」に加え、戦略指標での管理の重要性が説かれている。やや「お客様は神様です」的なマーケティング人間の特徴が出ていて、若干違和感を覚えるところもあるが、「マーケティングをマーケティング部門だけのものにしない」という根本的な考え方はその通りだと思う。(評価A)
購入:
「日本経済のウソ」(高橋洋一)、「経済古典は役に立つ」(竹中平蔵)


2010年11月14日日曜日

10KM Walk

 今日は会社(社員会)行事に参加して10KM歩いた。30年近く前に山手線1周というのをやったが、やはり年齢のせいで疲れ方が違う(-_-;)しかし、青山墓地の中や六本木ヒルズ・東京タワーといったコースを歩くと、いろいろと発見もあり、面白かった。当然、良い運動にもなった。来年もやるということなので、もっと部下たちを参加させようと思う。

 J1ではパープルサンガとベルマーレの降格が決まった。残り1チームがどこになるか・・・マリノスはFC東京にアウェイに続き敗戦。取られた3点はすべて平山・・・両CBの離脱が今後も影響しそう。もはやこれまでか?

読了:
「『戦略課題』解決21のルール」(伊藤良二)
  • まとめ方について21にする必然はなかったように思われるが、戦略コンサルがどうやって経営課題を考え、解決を図るかが良くまとまっている。うちのマネジメントに一番欠けている点も良く見えてくる。(評価A)
「予想通りに不合理(増補版)」(ダン・アリエリー)
  • 改めて傑作だと思う。実例には納得できるものが多く、この本が高く評価されていることがうなずける。前回気づかなかったが、同僚にデュークでマーケティングを習った助教授の名前を見つけて懐かしかった。次回リユニオンに出席したときには是非話を聞いてみたい。(評価A+)
「ガイアの夜明け」(テレビ東京報道局 編)
  • 毎度のことながら、この種の本を読むと感じるのは、日本企業もまんざら捨てたものではないということ。しかし残念ながら世界の企業はそれ以上に進化している。ギャップはますます大きくなっていると思う。せっかくの政権交代でも守られる既得権者は変わっていない。いつまで政治は経済の足を引っ張り続けるのだろう。(評価A)
「ファイナンスと事業数値化力」(大津広一)
  • コーポレートファイナンスのやや高度な入門書(矛盾しているけどこれが一番しっくりする)。MBAコースで実際に出されるFAQがベースなので、実践的な内容になっている。前著のアカウンティングと同様に部下に推薦できる1冊。(評価A)
購入:
「エグセクティブの悪いくせ」(綱島邦夫)、「選択の科学」(シーナ・アイエンガー)

その他:
バルサはビジャレアルを圧倒。点差以上に実力差があることを証明した。29日のクラシコが楽しみだ。
年末は温泉に行くことが決定。こちらも楽しみだ。

2010年11月6日土曜日

少しリフレッシュ

 今週前半までが出張やワークショップ、来客と超多忙だったため、水曜日にマッサージに行った。体中がガチガチになっていたので、終わった後痒くなるくらい血行が良くなった。

 マリノスはベルマーレに快勝。終盤は小野に点を取らそうとボールを集めていたが、そんなことができる位チーム力に差があった。まるでビジャに点を取らそうとするバルサのようでもあった。

 i-Padも少しずつ用途が増えてきた。ノマドとまでは行かなくとも少しだけデジタル化を進めようと思う。電子書籍も買ってみるつもりだ。

読了:
脳が冴える15の習慣」(築山節)
  • いくつかの習慣は意識せずともやっていたところだが、机の整理や雑用の実行など更に意識してやっていこうと思う。さすがに売れているだけのことはある。(評価A)
「恐れるな!」(イビチャ・オシム)
  • 日本代表は何故ベスト16に留まったのか、パラグアイには勝てなかった事への無念さが一杯詰まった本だ。一番面白かったのは2014年の中心選手に俊輔を指名しているところだ。俊輔への応援メッセージだったのだ。(評価A)
「宇宙は何でできているのか」(村山斉)
  • たまに自然科学の本を読んでみると自分が学んできた事がずいぶん変わっていること(=新たな理論が生まれていること)が良く分かる。素粒子物理学が宇宙の謎を解くというのは考えるほど面白い。そういえば小学生の頃は夜空を眺めるのが好きだったな・・・(評価A)
「i-Padを仕事でどう使うか」
  • i-PadはPCとどう違うのか、どうすれば生きるのかよく理解できた。
「十字軍物語」(塩野七生)
  • 寄せ集め集団の第一次十字軍がどうやってエルサレムを「奪還」したか、その中で主役たちがどのように成長したか(しなかったか)、イスラム側も一枚岩でなかった様子なども含め改めて確認しした。(評価A)
購入:
「ガイアの夜明け2011」(テレビ東京報道局編)、「ファイナンスと事業数値化力」(大津広一)、「予想通りに不合理」(増補版)(ダン・アリエリー)、「『戦略課題』解決」(伊藤良二)

少しリフレッシュ

 今週前半までが出張やワークショップ、来客と超多忙だったため、水曜日にマッサージに行った。体中がガチガチになっていたので、終わった後痒くなるくらい血行が良くなった。

 マリノスはベルマーレに快勝。終盤は小野に点を取らそうとボールを集めていたが、そんなことができる位チーム力に差があった。まるでビジャに点を取らそうとするバルサのようでもあった。

 i-Padも少しずつ用途が増えてきた。ノマドとまでは行かなくとも少しだけデジタル化を進めようと思う。電子書籍も買ってみるつもりだ。

読了:
脳が冴える15の習慣」(築山節)
  • いくつかの習慣は意識せずともやっていたところだが、机の整理や雑用の実行など更に意識してやっていこうと思う。さすがに売れているだけのことはある。(評価A)
「恐れるな!」(イビチャ・オシム)
  • 日本代表は何故ベスト16に留まったのか、パラグアイには勝てなかった事への無念さが一杯詰まった本だ。一番面白かったのは2014年の中心選手に俊輔を指名しているところだ。俊輔への応援メッセージだったのだ。(評価A)
「宇宙は何でできているのか」(村山斉)
  • たまに自然科学の本を読んでみると自分が学んできた事がずいぶん変わっていること(=新たな理論が生まれていること)が良く分かる。素粒子物理学が宇宙の謎を解くというのは考えるほど面白い。そういえば小学生の頃は夜空を眺めるのが好きだったな・・・(評価A)
「i-Padを仕事でどう使うか」
  • i-PadはPCとどう違うのか、どうすれば生きるのかよく理解できた。
「十字軍物語」(塩野七生)
  • 寄せ集め集団の第一次十字軍がどうやってエルサレムを「奪還」したか、その中で主役たちがどのように成長したか(しなかったか)、イスラム側も一枚岩でなかった様子なども含め改めて確認しした。(評価A)
購入:
「ガイアの夜明け2011」(テレビ東京報道局編)、「ファイナンスと事業数値化力」(大津広一)、「予想通りに不合理」(増補版)(ダン・アリエリー)、「『戦略課題』解決」(伊藤良二)

2010年10月31日日曜日

出張&ワークショップ終わり

 先週は名古屋&福岡への出張とワークショップの2つのイベントがあったため、いつも以上に慌ただしく過ぎた。フォローはいろいろと必要だけど、達成感もあった。今週は水曜日が祝日なので少し体を休めたい。
 今朝は早く目が覚めたのでバルサ対セビージャの後半(の後半)を見た。セビージャに退場者が出たこともあって一方的な試合だったが、ようやくビジャも馴染んできたきたようで、久々強くて美しいバルサらしいサッカーを見られた。

読了:
「群れのルール」(ピーター・ミラー)
  • この本を読むとアリやミツバチの本能というのはすごいものだと改めて感心すると共に、人間も所詮動物なのだと思える。特に面白かったのはロード・オブ・ザ・リングの怪物やマイノリティ・レポートのロボットなどが動物の動きを基にCGで作られていたということ。応用範囲は大きいのだと再確認した。(評価A)
「大いなる不安定」(ヌリエル・ルービニ、スティーブン・ミーム)
  • 金融危機(いわゆるリーマンショック)がブラックスワンではない(特異な現象ではない)という著者の指摘は、今回の危機を以前から予測していた学者の発言だけに重いものがある。処方箋もいろいろ書かれているが、日本については言及されず、何やら没落の道をたどるのみなのかと悲しくなる。(評価A)
「インビジブル・エッジ」(マーク・ブラキシル、ラルフ・エッカート)
  • 元BCGのコンサルタントだけに企業戦略の分析がしっかりしていて読みやすかった。ブリジストンの例が冒頭に紹介されているように、日本企業がこれからも勝ち抜いていくために、これまで以上にしかりとした知財戦略を持つ必要があると感じた。(評価A)
購入:
「i-Padを仕事でどう使うか」、「宇宙は何でできているのか」(村山斉)、「恐れるな!」(イビチャ・オシム)

2010年10月24日日曜日

サラ・ブライトマン&i-Pad

 この週末は忙しかった。金曜日の夜はサラ・ブライトマンのコンサート。おしゃべりは本当に最小限で歌を聴かせる事に徹していた。トゥーランドッド(「もう寝てはならぬ」)も迫力満点だったが、やはり「ファントム」は泣かせる。
 昨日はついにi-Padを買った。とりあえずMapやYoutubeを見ただけではあるが、できることが沢山ありそうなので楽しみだ。(月並みな言い方ではあるが、これが正直な気持ち)

読了:
「経営は『実行』(改訂新版)」(ラリー・ボシディ、ラム・チャラン、チャールズ・バーク)
  • 初版は原書で読んだので、日本語では初めて読んだ。人材・戦略・業務の3プロセスに注力することや、7つの基本行動は当たり前ではあるが、実行できるかがリーダーの実力というのは120%共感できる。特に「己を知る」ことは一番難しいかもしれない・・・(評価A+)
「つながり」(ニコラス・A・クリスタキス、ジェームズ・H・ファウラー)
  • 社会的ネットワークに関する本は何冊か読んだが、この本を読むと「人間は社会的動物である」という意味がよくわかる。伝染するのは病気に限らない、肥満までうつるというのは非常に驚きだった。(評価A)
「クラウド情報整理術」(村上崇)
  • i-Padをどう使うか購入前から考えて、何冊かクラウドに関する本を買った。本書はその1冊。グーグルやエバーノートと合わせることで情報整理が可能という。うちの場合、会社のメールをいかに組み合わせられるかが課題。まずは始めてみよう。(評価A)
「組織の重さ」(沼上幹、軽部大、加藤俊彦、田中一弘、島本実)
  • 組織の劣化が日本企業が本来持っていた強みを消してしまった、という仮説をBU単位で実証している。成長の鈍化と組織の劣化はニワトリと卵のような関係なのだろう。今後国内の市場の成長が益々困難になる中では、大きな改革が必要だと改めて感じた。(評価A)
購入:
「インビジブル・エッジ」(マーク・ブラキシル、ラルフ・エッカート)、「大いなる不安定」(ヌリエル・ルービニ、スティーブン・ミーム)、「脳が冴える15の習慣」(築山節)

2010年10月17日日曜日

二つの韓国戦(続)

 U-19は逆転されて敗戦、フル代表はスコアレスドローと前回書いた二つの韓国戦で勝利することができなかった。ロンドンオリンピック・ブラジルW杯にとって嫌な結果だ。特にオリンピックについては連続出場が困難になったと思う。ちょっとだけ救いは昨日のJで宇佐美や原口といったU-19世代が活躍したこと。いっそ1月のアジアカップでの代表に入って経験を積んでほしい。

読了:
「戦略は直観に従う」(ウィリアム・ダガン)
  • 最近「フレームワーク」VS「パーソン・スペシフィック」(成功はフレームワークに従うことで達成できるのか、それとも属人的な要素が大きいのか)という二つの見方が気になっている。本書を読むと経営での成功は誰が行ったかによるという点がより重要に思えてくる。ただし、救いは単なる思い付き=戦略的直観ではないということ。(評価A)
「ドラッカーの講義」(P.F.ドラッカー)
  • オリジナルはビデオなどで現存するドラッカーの講義を古いものまで含めて集めたもののようだが、日本語版は90年代以降のものに限って訳出されている。内容はこれまでに刊行されている著作とオーバーラップしているが、生の声の再現ということで、より臨場感があるように思われた。(評価A-)
「BCG流 競争戦略」(デビッド・ローズ、ダニエル・ステルター)
  • 不況下でも競争優位は構築できると帯に書かれているが、これでサマリーできるのではないか。信越化学、日東電工、ユニクロといった常連ばかりでなく、ヤマダ電機が取り上げられているのが珍しかった。戦略の方向性自体はラム・チャランの「徹底のリーダーシップ」に書かれていた内容とオーバーラップする。まずはファイナンシャルポジションを固めるというのは日本企業にはなじみづらいかもしれないが、まさに常道だと思う。(評価A)
「スティーブ・ジョブズの流儀」(リーアンダー・ケイニー)
  • これを読んで、パーソン・スペシフィックの重要性を更に認識した。もうひとつ大切なのはぶれないこと。結果が間違っての撤退はありうるが、中・長期的に成功するにはリーダーが決してぶれてはいけない、少なくとも何をもって競争優位を構築するかという点での考え方がぶれないことが求められるのだと思う。(評価A+)
購入:
「クラウド情報整理術」(村上崇)、「Dropboxポケットガイド」(大河原浩一)、「つながり」(ニコラス・A・クリスタキス)、「群れのルール」(ピーター・ミラー)