2009年3月20日金曜日

本棚の整理

前からこの三連休の「宿題」だった本棚の整理に着手。買い替え予定の古いシェルフを空にした。思い切って古い本を処分しようと考えていたが、中々難しい。恐らく読み返すことのないものが大半なのだろうが・・・

今週ここまでの読了(読みかけだった本を一気に片付けた5日間だった):
「リーダーシップとニューサイエンス」(M.ウィートリー)
  • ケン・ブランチャード推薦ということで期待したのだが、正直なところ難解。カオスなどの考え方が現実の世界でどう関連してくるのかについては、最終章のみで、しかも引用されている例も企業経営におけるリーダーシップとは遠いように感じた。

「擦り合わせ思考力」(辺見芳弘)

  • BCG、アディダス、東ハトでの経験から日本人ならではの「擦り合わせ」で如何に競争優位を作れるか描かれている。経験に基づく考察は参考になった。東ハトでのロジスティックス失敗のエピソードを何処かで読んだ気がしていたのだが、読み終えた後で佐山氏の「社長の器」で辺見氏が語ったのを思い出した。毎度感じるが、BCG出身者の方がマッキンゼー出身者に比べると「泥臭い」。これはファームの文化?それとも大前氏と堀氏の違い?

「脳を活かす生活術」(茂木健一郎)

  • シリーズの3作目。基本は同じ、勉強でも、仕事でも生活でも。脳をきちんと鍛えることが必要。いまのところ「仕事術」が一番役立っている。

「偉大なる選択」(S.コヴィー、D.ハッチ)

  • 細切れに読んでいた本を最後に一気に読み終えた。エピソード一つ一つの重みもさることながら、「使命感」をきちんと持って生きている人の多いことに感銘を受けた。結局のところ、最後の最後でどう判断し、どう前向きに生きられるかなのか?「生活術」にも通じるのではないか?

「後藤田正春」(保阪正康)

  • 後藤田さんの印象は、政界入りが遅かったことと、その割りに重要なポジションに就いていた点くらいしか印象になかったのだが、内務省から自衛隊(警察予備隊)発足への関わり、警察庁長官としての苦労から初めての選挙での失敗等知らなかった半生を改めてみると、一度総理にしてみたかったと思った。今の与野党にここまでの政治家はいないのでは。

「ビジネスリーダー論」(J.P.コッター)

  • 80年ころのコッター「処女作」。ゼネラルマネジャーが学者の考える「To-be-model」と如何に異なっているのかをあらわしている点で、ミンツバーグの「マネージャーの仕事」に通じるところ大。「アジェンダ」を如何にセットし、取り組むかについてマネジャーの仕事として重視しているのが特徴といえよう。

購入:

「戦略キャンプ」(IBMビジネスコンサルティング 松山雅樹監修、森田元・田中宏明・佐藤俊行)

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