2010年2月7日日曜日

スコアレスドローX2

 先週の代表戦は2試合ともTV観戦したが、これまでと違って観ていても全くドキドキしなかった。起こらないだろうと予測した良い方向への変化はやはり起こらなかった。言い訳は色々あるのかもしれないが、次の香港戦はともかく、14日の韓国戦で勝てそうな気がしない。それが昨日巻き起こったブーイングの意味だろう。選手の所為にはできない。ホーム開催のこの大会に優勝できなければ、監督は更迭されるべきだ。たとえ本番まで4ヶ月であっても、代わりはいくらでもいる!選手が変な奇跡を起こさない事を願う。

先週の読了:
「インセンティブ」(タイラー・コーエン)
  • 経済学の本というよりも、展覧会の見方やおいしいレストランの見つけ方といった趣の本。逆にそれだけインセンティブのような経済学的な考え方が実生活と結びついているのだという考え方もできるのだろう。でも結局のところ、評価の割にはそれ以上の本ではなかったような気がする。(評価B)
「プロフェッショナルたちの脳活用法2」(茂木健一郎)
  • 部下の育て方やアンチエイジングの観点から一流のプロはどのように脳を使っているか。師匠がいくら頑張っても部下に育とうという気がなければNG。ここのところ、そこをどうすれば良いのか考える事が多い。この本を読んで益々そう考える。(評価B)
「ザ・コストカッター」(アンドリュー・ワイルマン)
  • 過去の多くの経験からいかにコスト削減に取り組むか。ATカーニーの「最強のコスト削減戦略」に重なるところが多かった。CFOの立ち位置(要はビジネスが良く分かっている事)についてはその通りだと思う。(評価B+)
「論点思考」(内田和成)
  • BCGを離れた著者が別離にあたり書きたかった1冊という感じ。論理思考の課題である「正しい問題について考えているか」について、そうならないための対策が書かれている。視座・視野・視点など他の本で紹介されているポイントとのオーバーラップはあるが、論点思考の重要性は充分理解できる。(評価A-)
「ダイアローグ 対話する組織」(中原淳、長岡健)
  • どうしたら思いを徹底できるのか、はマネジャー共通の問題意識だと思う。そのために場を作ったり、ストーリーを見出したりという努力もそれなりにしている。ただ、確かにモノローグの限界は感じる。ダイアローグで成果を上げるには、上司の方が大変だ。時に矛盾した考えをダイアローグを通じ理解させるにはどうすべきか?自身どれだけ深く考える事が求められる。上に立つ身はそれなりに大変なのだ。(評価A)
「イノセント・ゲリラの祝祭」(海堂尊)
  • 「チーム・バチスタの栄光」から続く田口・白鳥コンビの4作目。今回は病院内の事件ではなく、厚労省・霞ヶ関との「対決」がメインストーリー。著者はこの小説を使って、現在の法医学・解剖学の問題点ばかりでなく、霞ヶ関がいかに現場とかけ離れた世界にいるのかと言う事を暴き立てている。この点、「ジェネラル・ルージュの凱旋」よりまた一歩過激になった。ただ、彦根の「独白」はtoo muchで、お腹いっぱい。このトーンが続きそうなら、もうこのシリーズは読まないかも・・・(評価B)
購入:
「柳井正 わがドラッカー流経営論」(NHK「仕事学のすすめ」制作班・編)、「未来思考」(神永正博)、「新・プラットフォーム思考」(平野敦士カール)、「コカ・コーラに学ぶビッグ・ウォレット戦略」(古谷文太)、「管理職の心得」(大島洋)

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