2010年4月10日土曜日

デューク優勝。セルビア戦・・・

 まずは今週一番嬉しかった事。デュークが9年ぶりにNCAAバスケットボールで優勝した。Final4に進んだ時点で「今年はもしかすると」と思い、準決勝の快勝で「大丈夫だろう」に変わったが、やはり決勝は難しい試合だった。バトラー最後のショットは外れたのが分かった後で見ても冷や汗ものだ。ただ、ほぼ完全アウェーの状況で勝ちきった事は来年に繋がるのではないだろうか。シングラーが残れば連覇の期待もできる。

 次はセルビア戦。放送を全く見なかったのだが、酷い試合だったようだ。ポイントは①何のための試合かが明確でなかった事、②そのため新戦力のテストも中途半端、主力はケガ続出となってしまった事、③監督の自信が崩壊した事、というところのようだ。これが代表発表前最後の「強化試合」なので、約束されたレギュラー陣が一人でも欠けるとコンセプトが共有できないという寒い状況で本番に臨まざるを得ない。おまけに、頼りの俊輔・遠藤に加え内田・稲本など「確定組」のコンディションが本番までに上がらない可能性が高くなっていること。ますます0勝3敗が現実味を帯びてきた。最後はやはり精神論?

読了:
「実践力を鍛える戦略ノート 戦略立案編」(原田 勉)
  • この著者は「競争逆転の経営戦略」やこれまで2冊の「戦略ノート」シリーズが良かったのだが、今回の1冊はレベルからすると初心者向きで、歯ごたえが足りなかった。ミドルマネジャーの勉強用教材としては良いのだろうが・・・印象に残ったのは、「ビジネスモデルとは合法的なイカサマ」というフレーズ。なかなか深い。(評価B+)
「利益思考」(グロービス 嶋田 毅)
  • タイトルは利益思考だが、事業開発のためのノウハウ集という感じがした。日本企業にとっては重要なのだろうが、「ボトムラインが重要」とか「株主への還元」ということがある意味当たり前の外資社員にとっては、「何を今更」という思いだ。(評価B+)
「日本経済復活 一番かんたんな方法」(勝間和代、宮崎哲弥、飯田泰之)
  • デフレ自身の問題が日銀の金融政策の拙さやマスコミの経済音痴により増強されている。まずはデフレを退治することが復活への第一歩、というリフレ理論派からの提案書。「生活者目線」ばかりの現政権には「馬の耳に念仏」にならなければ良いが・・・記述は分かりやすい。(評価A)
「エセ経営理論の嘘」(伊丹敬之)
  • プレジデント誌に掲載されたエッセイ集。読み返してみると、無謀な事も多いが、海外の経営者はリスクテーカーでアントレプレナー、日本の経営者はサラリーマン(所詮雇われ社長)だということが改めて感じられる。どんどんダイナミズムが無くなる衰退社会への道をまっしぐらに進んでいるように思えてならない。(評価B+)
明日から10年ぶりの香港。今回は観光の時間はないが、食事くらいは楽しみたいものだ。

0 件のコメント: