2013年6月2日日曜日

ブルガリア戦は・・・

木曜日のブルガリア戦は日本代表にとってどんなインパクトをもたらすのだろう?セットプレーからの2失点と無得点という結果、3-4-3へのチャレンジをこの時点で、しかも長友を使わずに行ったこと、さらに相変わらずのメンバー編成。ザッケローニ限界説も大きくなってきた。。。全ての回答はオーストラリア戦に???

ブルガリアは強かったが、日本のリズムの時間帯もそれなりにあった。香川ー清武ー乾のトリオはパス交換だけなら良いのだが、全員が足下にボールを受けるタイプなのでゴールに迫る迫力に欠けた。岡崎と本田がいるときのようなバリエーションがないとこのレベルの相手には通用しないのが改めて証明されてしまった。

オーストラリアはこの試合を見て「引き分けでOK」から「勝てる!」と意識が変わったのではないか?そこを突くだけの精神力があるか???

全ては6月4日に分かるだろう。

今日は久々に映画「オブリビオン」を見てきた。映像が美しく、出てくるメカのデザインも「カッコよく」、ストーリーも意外性があって十分楽しんだ。やっぱり映画は良いものだ。

読了:
「経営戦略全史」(三谷宏治)

  • テイラー・メイヨ―から始まりドラッカー・チャンドラー、更にポーター・バーニーを経て最新の戦略論まで、20世紀初めからの経営戦略論進化が網羅されている。意表を突いた「もしも・・・」対談やエピソードの数々。読みやすいし、抑えるべきポイントは全て抑えられている。三谷教授ならではの1冊と言っていいだろう。(評価A+)
「達人と読むビジネス名著」(日本経済新聞社編)
  • 続編を先に読んだが、こちらで選ばれた本の方が幅広いジャンルから選定されている。ドラッカーの2冊、「フラット化する社会」や「失敗の本質」に加えウェルチやシュルツという経営者の著作も含まれている。1冊を除きすべて読んだ本だが、こうした解説で内容を思い出した。(評価A)
「俺のイタリアン、俺のフレンチ」(坂本孝)
  • 行列ができる店、本格的な料理がリーズナブルな価格で食べられると話題の「俺の・・・」がどうやって誕生したか、なぜブックオフの創業者が始めたのか、といった疑問が本書を読むことにより解けた。また、「ブルーオーシャン戦略」の見本のような戦略が展開されていることが分かる。稲盛和夫氏との師弟関係の強さも意外だった。(評価A+)
「コトラー8つの成長戦略」(フィリップ・コトラー、ミルトン・コトラー)
  • 低成長の中であっても成長のヒントは隠されている。マーケット・シェアの獲得、コミッテッド・カスタマー(ステークホルダー)の拡大、ブランド力向上、新製品・サービス、国際展開、M&A・パートナーシップ、CSRそして政府/NGOとの提携。言われてみれば当たり前だが、自社がとるべき途が明確になっていないとその当たり前もできないのが実際だ。(評価A)
「崩壊する組織にはみな『前兆』がある」(今村英明)
  • 読んでいて「あるある」と納得することが多かった。スティーブ・ジョブズの例があったが、彼も一度は組織を崩壊させアップルを追われている。企業のライフステージ別に危機の前兆が描かれているが、結局これらの兆候が全くない会社の方がありえないように感じた。多少の問題点がある方が健全な組織ではないか?(評価A)
「日本企業は何で食っていくのか」(伊丹敬之)
  • 日本企業とりわけ製造業が反転攻勢するため何が必要か、極めてまともな議論がなされている。提案されている方向性も納得感が高いし、実現可能だ。アベノミクスでいう3本目の矢はこういうことであるべきだ。問題は毎度の事ながら政と官にある。首相が強いリーダーシップを発揮して推進するしか第3の敗戦から這い上がる術はない。(評価A+)
「スティーブン・R・コヴィー永遠の知恵」(フランクリン・コヴィー・ジャパン編)

  • 「7つの選択」、「第8の選択」といったコヴィー教授の著作から18の原則を抽出し、再整理した内容になっている。何回も読み直すべき1冊。(評価A)
購入:
「会社の老化は止められない」(細谷功)、「ファスト&スロー」(上)(下)(ダニエル・カーネマン)、「人類20万年 遥かなる旅路」(アリス・ロバーツ)、"Playing to Win" (A.G. Lafley, Roger L. Martin), "The End of Competitive Advantage" (Rita Gunther McGrath)

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