2014年5月10日土曜日

W杯代表決定前最後の試合(VSサガン鳥栖)

J1でただ1チーム今週のミッドウィークに試合がなかったF.マリノスはホームに暫定首位のサガンを迎えた。これがW杯メンバー発表前最後の試合となる。

外出の関係があってWebをチェックしただけなのだが、結果は1対2の敗戦。消化試合が1試合少ないとはいえ15位に後退してしまった。次節の結果では降格圏で中断を迎えるという情けない状況に陥った。体調不良の俊輔を休ませ2トップで臨んだ前半に2失点。後半開始から俊輔を入れたが、樋口監督いわく「70%」の状況ではやはり2点のビハインドは重かった。シュート数で上回っても枠に飛ばなければ・・・終了間際に俊輔が一矢報いたのが微かな救いというのでは情けない・・・

次節は神奈川ダービー。アントラーズに大勝したフロンターレ相手では、今のF.マリノスでは実力差は明らかだ。しかし、フロンターレはミッドウィークにFCソウル戦を戦うための韓国遠征を挟むので、今節同様日程的にはF.マリノスが有利だ。実力で差があっても昨年最終節で味わった悔しさを思い出して泥臭く戦ってほしい。

読了:
「タックスヘイヴン」(橘玲)
  • スイス名門銀行のシンガポール支店から1,000億円の金が消え、日本人ファンドマネジャーが転落死。事件の背後には何が・・・マネロンなど金融の裏事情に精通した著者ならではの小説だが、一方で高校の同級生である主人公3人(慧、佑、紫帆)の「青春小説」のような趣もあり、その点でも面白く読んだ。(評価A)
「知の決断」(ジミー・カーターほか)
  • 「知の逆転」のようなインタビュー集だが、今回の対象はかつてネルソン・マンデラの呼びかけで結集した長老たち(「エルダーズ)と結成に一役買ったリチャード・ブランソンである。貧困・差別など世界の様々な問題解決に向け未だ活躍している「元」大統領たちの知恵に学ぶところは大きいと感じた。ラテン・アメリカやアフリカ出身のメンバーがいる中、日本人はおろかアジア人が入っていないのが寂しかった。(評価A)
「ほんとうの構造主義」(出口顯)
  • レヴィ・ストロース、バルト、ラカン、フーコーらの思想を分かり易く解説している。先週「現代思想のパフォーマンス」を読んでいたので、より理解できた。神話に関する理論、「代理母」を巡る問題、「絵画を読む」といったトピックスを通じてみると、哲学は決して机上だけのものではないのだと実感する。(評価A)
「問題解決」(高田貴久、岩澤智之)
  • 問題の特定を行う際に留意すべきWhere-Why-Howのフレームワークから始まって解決案の実行モニターまで、問題解決の各プロセスを一つのケースを教材に極めて丁寧に説いている。単なるノウハウ本ではない内容の濃い一冊。去年著者が所属するプレセナ・ストラテジック・パートナーズの研修で学んだことを改めて整理できた。(評価A+)
購入:
「殺人犯はそこにいる」(清水潔)、「シリアル・イノベ―ター」(アビー・グリフィン、レイモンド・L・プライス、ブルース・A・ボジャック)、「スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?」(ジョン・ムーア)、「悪の出世学」(中川右介)、「日本のサッカーが世界一になるための26の提言」(テレビ東京FOOT X BRAINプロジェクト編)

その他:
今週のATP1000マドリード大会の4強に残ったことで、錦織圭が遂にランキングトップ10に入った。マイケル・チャンをコーチに迎えた今季は、これまで苦手と言っていたクレーコートで快進撃を続けている。これで前回のバルセロナから連勝を続けている。準決勝に勝ち残ったのはナダルやフェレーラなどスペイン勢3人プラス錦織。腰の調子が気になるので、ここは無理せず今月末からのフレンチオープンに万全を期して欲しい。

0 件のコメント: