2015年1月31日土曜日

盛り上がらない週末・・・

サッカー日本代表に続き、全豪オープンの錦織も準々決勝で敗退。Dukeのバスケットボールも、コーチKの1,000勝達成のあとノートルダムに敗れ、更に選手1名が学業不振でチームを去った(アメリカの大学スポーツでは今でも文武の両立が求められている)というイマイチの状態。個人的には盛り上がらない週末を迎えた。

思い切って椅子を買い替え、金曜日に配送された。座り心地が非常に良い。もっと早く買えば良かった・・・

読了:
「ハイパフォーマー彼らの法則」(相原孝夫)

  • 人事コンサルタントとして豊富な経験を有する著者が、ハイパフォーマーへのインタビューを通じて得た知見から成功法則をまとめた。「失敗から学ぶ」、「小さな行動を続ける」、「身近な人を支援し成功を助ける」、「たまたまの成果を喜ばない」、「環境が変わっても瞬時に溶け込む」という行動もさることながら、これらが好循環を呼ぶ(これができないと悪循環に陥る)というメカニズムが興味深い。(評価A)

「格差と民主主義」(ロバート・ライシュ)

  • かつてクリントン政権で労働長官だった著者が2012年の大統領選を前に、共和党をけん引する逆進勢力が如何にアメリカに悪影響を及ぼしているか、その問題点を明らかにしている。格差の拡大、中間層の購買力低下、政治権力の上への移行、税収の減少、政府予算の圧縮、競争の激化、政治の無力化という著者が指摘する7つの問題は確かにアメリカでは問題だろう。しかしながら、日本ではむしろ少し逆進した方が経済の活性化につながるのではないか。(評価A-)

「時間資本主義の到来」(松岡真宏)

  • テクノロジーの発達はすきま時間の使い方を変え、公私の区分を曖昧にしていく。かつて”Blur"という本でも取り上げられていたテーマだが、本書は時間価値という物差しを取り入れてそうした変化の全体像と、そこに生まれる新たなビジネスの可能性を説明している。プライベートとパブリックの使い分けが上手い人が勝つという示唆は納得できる。(評価A-)

「人と企業はどこで間違えるのか?」(ジョン・ブルックス)

  • オマハの賢人バフェットがビル・ゲイツに「最高のビジネス書」と推奨したという一冊。オリジナルから2つのエピソードが除かれ、10のストーリーが展開されるが、時代背景を抜きにして、反面教師を含むビジネスの在り様、リーダーの姿が描かれている。コミュニケーションの問題、ビジネス倫理など日本でも十分学ぶべきところがある。(評価A)


購入:
「救国の政治家 亡国の政治家」(中西輝政)、「マネジメントの名著を読む」(日本経済新聞社編)、「ゲーム・チェンジャーの競争戦略」(内田和成)、「オートメーション・バカ」(ニコラス・G・カー)、「知のトップランナー149人の美しいセオリー」(ジョン・ブロックマン編)

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