2016年11月19日土曜日

サウジアラビア戦勝利はターニングポイント?モンバエルツ続投で新たな火種か?

W杯最終予選。今季最後の試合はB組トップであるサウジアラビアとの対戦。大方の予想通りハリルホジッチ監督は本田・香川・岡崎に代え久保・清武・大迫をスタメンに起用した。
 立ち上がりから日本の出足が良く、サウジに仕事をさせない状況が続くが、シュートを焦る悪癖は変わらずなかなか得点できない。結局前半は終了間際に「疑惑の判定!?」で得たPKを清武が決めた1点のみで終了。
 後半も開始早々は変わらない流れが続いたが、香川が入ったあたりからリズムが悪くなり、サウジが盛り返してきた。それでも左サイドを崩し原口が2点目を決めたことで勝利はほぼ確実と思ったが、やはりこの試合も無失点では終えられなかった。ロスタイムに1点を返され、更にクロスからヘディングシュートを打たれ西川がセーブするという場面まで作られてしまった。結果的にこの失点が効いてグループ首位での折り返しにはならなかった。
 11月の2戦で一層明らかになったのは、従来の主力と遜色ない働きができるメンバー(「ロンドン組」更には「リオ組」)が揃ってきたこと。これでメンバーの序列が崩れ、チーム全体の底上げが図れるのは間違いない。試合に出られていないメンバーは出場機会を求め移籍を考えるだろうし、新たな「スタメン組」も益々頑張るだろう。監督の采配には「?」のつくところも多いが、アウェーのオーストラリア戦、ホームでのサウジ戦を経てようやく選手が監督のやりたいことを体現できるようになったと思う。来年3月にはUAEとのリベンジマッチが控える。そこには更に逞しくなったサムライがそろうことを期待する。

F.マリノスは今週2人の「リオ世代」SB獲得を発表した。下平の長期離脱と三門の移籍で手薄だったSBは補強ポイントの一つではあった。大卒ルーキーの高野を含め切磋琢磨してマリノスのために頑張ってほしい。さて、次はどんな発表があるのだろう?
・・・という中で監督の続投が決定的という報道が入ってきた。記事を読むとここでも「中澤問題」同様フロントの方針がぶれまくっている様子がうかがわれる。内容が事実なら俊輔の動向が非常に気がかりだ。今のチーム戦術(リトリートした守備からのカウンター一辺倒)は俊輔がやりたいサッカーとは異質だし、ジュビロが良いオファーを出してきた時に「マリノス愛」だけで残留してくれるだろうか?これがはっきりするまで年チケ更新手続きはやらないことにする。改めて書くがフロントはチームの「顧客」が誰かしっかり考えて対応してほしい。シティグループは断じて顧客ではない!

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