2015年2月15日日曜日

日本サッカー協会(JFA)の変わらない体質

JFAが今回のアギーレ監督解任の責任を討議したらしいが、結局会長、専務理事および強化委員長の責任が問われることはなく、報酬の自主返納で決着ということになった。結局今回も問題点をきちんと総括することがないままになったことは個人的に全く気に入らない。問題が発生したら原因分析を行い「再発防止策」くらい明らかにするのが世の中の常識だろう。正直誰が監督になろうが、こうした微温湯に幹部が浸かっているうちは世界との差は益々広がり、アジア各国からは更に追い上げられてしまうだろう。非常に残念だ。

F.マリノスは14日でキャンプを終了。FW陣および俊輔のケガで攻撃の不安が解消されないまま21日にはプレシーズンマッチが始まる。ただ、13日のガンバとの練習試合にはラフィーニャが出場したのは良いニュースだ。

Duke大バスケットボールチームはSyracuse大にアウェーで勝利し5連勝。このままレギュラーシーズン残り6戦勝ち続け、良い流れでポストシーズンを迎えて欲しい。

読了:
「失敗は『そこ』からはじまる」(フランチェスカ・ジーノ)
  • コカ・コーラ、サムソン、ヤフーなどの企業が下した意思決定の誤りはどこに問題があったのか。HBS准教授である著者がFuquaのダン・アリエリー教授など著名な行動経済学者と共に過去行ってきた様々な心理学の実験結果から、意思決定の局面における誤りを防ぐ9つの原則を説いている。自分の内面に由来するもの、他者との関係に由来するもの、外の世界に由来するもの、9つの原則全て思い当るところであり、意識しなくてはと改めて考える。(評価A+)
「救国の政治家 亡国の政治家」(中西輝政)
  • タイトルからはうかがえなかったが、本書は3年3か月にわたる民主党政権がいかに日本の国益をそこなったかを鋭く批判している。もちろん返す刀で自民党についても問題点を指摘しているが、一番興味深かったのは、政官界に対する海外特に中国や北朝鮮の隠れた影響力の大きさだ。著者が期待しているように現政権がぶれないで、これまでやりきれなかった政策を推進してくれることを期待しようと思う。(評価A)
「マネジメントの名著を読む」(日本経済新聞社 編)
  • ミンツバーグ、ポーター、ドラッカーら経営学のGuruによる名著に加えウェルチ、ガースナー、ジェニーンといった名経営者の著作を紹介することで、経営理論と実践とがどのように影響しあい、進化していくかが本書を通じ読み取れる。紹介されている12冊全て読んではいるが、改めて経営学者・コンサルタント各位の解説で理解を深めることができた。(評価A+)
購入:
「変革の知」(ジャレド・ダイアモンドほか)、「大前研一ビジネスジャーナルNo.1~No.3」

2015年2月8日日曜日

アギーレ監督解任

日本代表のアギーレ監督との契約解除は唐突に発表された。先週末のTVに原専務理事および霜田強化委員長が出演したときの印象では、3日の技術委員会で続投決定というシナリオと思えたが、スペインでの八百長疑惑の動きで事態が一変したという説明だ。しかし、裁判所の告発状受理という事態、は告発された時点で一定想定済みだっただろうから、別の力が働いた可能性は否定できない。今回の決定の問題点は、アジアカップの総括という踏むべきプロセスがどこかへ行ってしまったことだ。毎度の事と言ってしまえばその通りなのだが、メンバー固定、戦術の不徹底(サイドからの崩しが指示通りできなかった事など)、その他にも今回明確になった課題がある筈だ。そこをキッチリ検証しないまま解任というのは今後に禍根を残しかねない。いずれにしても後任を決める必要があり、6日の説明では5人程度の外国人に候補が絞られたということなので、成り行きを見守りたい。

Dukeバスケットボールチームは先々週ノートルダム大に敗戦の後、それまで無敗だったバージニア大にアウェーで土をつけ、現地土曜日にはホームでノートルダム大に90対60の大差で雪辱を果たした。レギュラーシーズンも残り8試合。ここからは永遠のライバルUNCとの2戦くらいしかランキング上位校との戦いはないので、取りこぼすことなくバージニア大を追いかけて欲しい。

読了:
「カール教授のビジネス集中講義 経営戦略」(平野敦士カール)

  • 戦略論の歴史、戦略的思考の解説から始まり、全社戦略・事業戦略・機能別戦略まで戦略論の「古典」から最新理論までをコンパクトに繙いている。かなりの参考図書は読了しているので新しい発見はなかったが、字引きとしては「経営戦略全史」よりコンパクトなので使いやすいかもしれない。(評価A)

「本質思考」(平井孝志)

  • 著者は自らがMITで学んだシステムダイナミクスをベースに、思考のくせを自覚し、本質から考える習慣を身につけるべきと説く。先日も会社で感じたのだが、問題の裏返しで解決策を考えている事は確かに多い。「モデル」と「ダイナミズム」で本質を捉えるというフレームワーク、さらにレイヤーを考えるというフレームワークは日ごろから心掛ける必要がある。(評価A)

「第二次世界大戦 陰の主役」(ポール・ケネディ)

  • 「大国の興亡」の著者であるケネディ教授が、第二次世界大戦における5つの戦略テーマ(輸送船団の保護、制空権の掌握、電撃戦への対応、上陸作戦、距離の克服)について連合国・枢軸国それぞれの対応がどのようなものだったか、最終的に連合国が勝利に至る道筋を丁寧に解説している。特に現場がどのように新兵器の機能を改善してきたかという他では見過ごされている視点を取り入れている点で、会社経営にも有効な一冊になっている。(評価A+)

2015年1月31日土曜日

盛り上がらない週末・・・

サッカー日本代表に続き、全豪オープンの錦織も準々決勝で敗退。Dukeのバスケットボールも、コーチKの1,000勝達成のあとノートルダムに敗れ、更に選手1名が学業不振でチームを去った(アメリカの大学スポーツでは今でも文武の両立が求められている)というイマイチの状態。個人的には盛り上がらない週末を迎えた。

思い切って椅子を買い替え、金曜日に配送された。座り心地が非常に良い。もっと早く買えば良かった・・・

読了:
「ハイパフォーマー彼らの法則」(相原孝夫)

  • 人事コンサルタントとして豊富な経験を有する著者が、ハイパフォーマーへのインタビューを通じて得た知見から成功法則をまとめた。「失敗から学ぶ」、「小さな行動を続ける」、「身近な人を支援し成功を助ける」、「たまたまの成果を喜ばない」、「環境が変わっても瞬時に溶け込む」という行動もさることながら、これらが好循環を呼ぶ(これができないと悪循環に陥る)というメカニズムが興味深い。(評価A)

「格差と民主主義」(ロバート・ライシュ)

  • かつてクリントン政権で労働長官だった著者が2012年の大統領選を前に、共和党をけん引する逆進勢力が如何にアメリカに悪影響を及ぼしているか、その問題点を明らかにしている。格差の拡大、中間層の購買力低下、政治権力の上への移行、税収の減少、政府予算の圧縮、競争の激化、政治の無力化という著者が指摘する7つの問題は確かにアメリカでは問題だろう。しかしながら、日本ではむしろ少し逆進した方が経済の活性化につながるのではないか。(評価A-)

「時間資本主義の到来」(松岡真宏)

  • テクノロジーの発達はすきま時間の使い方を変え、公私の区分を曖昧にしていく。かつて”Blur"という本でも取り上げられていたテーマだが、本書は時間価値という物差しを取り入れてそうした変化の全体像と、そこに生まれる新たなビジネスの可能性を説明している。プライベートとパブリックの使い分けが上手い人が勝つという示唆は納得できる。(評価A-)

「人と企業はどこで間違えるのか?」(ジョン・ブルックス)

  • オマハの賢人バフェットがビル・ゲイツに「最高のビジネス書」と推奨したという一冊。オリジナルから2つのエピソードが除かれ、10のストーリーが展開されるが、時代背景を抜きにして、反面教師を含むビジネスの在り様、リーダーの姿が描かれている。コミュニケーションの問題、ビジネス倫理など日本でも十分学ぶべきところがある。(評価A)


購入:
「救国の政治家 亡国の政治家」(中西輝政)、「マネジメントの名著を読む」(日本経済新聞社編)、「ゲーム・チェンジャーの競争戦略」(内田和成)、「オートメーション・バカ」(ニコラス・G・カー)、「知のトップランナー149人の美しいセオリー」(ジョン・ブロックマン編)

2015年1月24日土曜日

アジアカップ準々決勝敗退

アジアカップ日本代表は準々決勝でUAEと対戦。35本のシュートを放ったが柴崎の1点にとどまり、PK戦では本田と香川が外して敗退した。過去のアジア大会でも準々決勝は鬼門。イラクに快勝した2000年の時でさえ先制を許していた。今回も前半早い段階での失点が結局最後まで効いてしまった。結果論だが、前回心配したようにグループリーグ突破がイラク戦で決められなかったツケが回ってきたカタチだ。

今大会、日本の「ノルマ」は最低ベスト4だったと個人的には思うので、監督交代も含め問題点を総括すべきだ。勿論選手選考も重要なポイントになる。確かにアギーレの采配は良かったと思うし、ホーム&アウェーのW杯予選では今回のような事にはならないだろうから、きちんと総括した上での続投は選択肢として現実的だろうが、一方で八百長問題で告発状が受理されたことで今後制約が出ることは忘れてはならない。そうしたステップを踏まないうちに出された大仁会長の「アギーレ続投宣言」は協会の事勿れ体質を現わしており、批判されるべきだと考える。

F.マリノスの新体制発表会をネット中継で見た。社長のプレゼンでやろうとしている事は理解できたが、それならば何故FWという最後のピースの補強をしなかったのか、という疑問が残った。一番のサプライズがゴールドのアウェーユニフォームというのはさびしい限りだ。モンバエルツは現有戦力を見てどう考えるだろう?

Dukeバスケットボールはルイビル大のアウェー戦で連敗を止め、シャシェフスキーコーチ(コーチK)の通算勝利数も999に伸ばした。現地日曜日マジソン・スクエア・ガーデンでのSt. John's戦で大記録が誕生することを期待する。ディフェンスが機能するようになったので、31日のバージニア大との一戦が楽しみになってきた。

読了:
「地球進化46億年の物語」(ロバート・ヘイゼン)

  • 地球が誕生してから今日まで46億年、そもそも地球はどのように生まれたのか、月がどのようにできたのか、生命の誕生・進化、その間地球にどんなドラマがあったのか、更にはこの先どんな事が待ち受けているのか。46億年に亘る「歴史」が様々な科学分野の最新理論をベースに語られている。ここまで解明してきた人類の叡智の素晴らしさも実感できる1冊。(評価A+)

「信頼マネジメント」(スティーブン・M・R・コヴィー、グレッグ・リンク、レベッカ・R・メリル)

  • 「7つの習慣」を著したコヴィー博士の息子である著者が、スマート・トラストというコンセプトにより盲目的信頼や不信からいかに脱するのか、それがビジネスにどうポジティブな影響を及ぼすか、様々な実例を基に説いている。1)信頼がもたらす効果を信じる、2)まずは自分から始める、3)自分の意図を明確にし、他者の意図を好意的に捉える、4)やると言ったことを実行する、5)自分から率先して他者に信頼を与えるという5つの行動、また信頼性向と分析力という考え方は実践したい。(評価A)


購入:
「21世紀の資本」(トマ・ピケティ)、「トマ・ピケティの新・資本論」(トマ・ピケティ)、「人と企業はどこで間違えるのか?」(ジョン・ブルックス)、「カール教授のビジネス集中講義 経営戦略」(平野敦士カール)。「世界はシステムで動く」(ドネラ・H・メドウズ)、「本質思考」(平野孝志)、「失敗は『そこ』からはじまる」(フランチェスカーノ・ジーノ)

2015年1月17日土曜日

パレスチナ・イラクに連勝 So far so good?

アジアカップ予選グループD組、日本代表はパレスチナ(4対0)・イラク(1対0)に連勝し、予定通り首位に立った。残るヨルダンも侮れないが、ブラジルW杯予選でホームとはいえ6対0で勝っている相手に負けるわけにはいかない。2試合無失点の守備は安定感があるが、攻撃は相変わらず最後で決めきれていない。カタチは作れるようになっているので、次はもう少し行けるでしょう。

今後へ向けての心配は先発メンバーが固定されている事。準々決勝は中2日と日程が厳しいし、UAEもしくはイラン相手では延長戦にもつれることも想定しなければならない。ヨルダン戦を如何に「楽して」勝ちきるかが鍵だ。

F.マリノスは土曜日夕方まで新入団選手の発表なし、新体制発表会でのサプライズはあるのだろうか?まさか欧州の移籍期限ギリギリで大物助っ人の移籍発表なんてことになるのか?まあ期待しないで日曜日の発表を待つことにしよう。

Duke Basketballはここにきてまさかの連敗。ディフェンスが機能しなくなっている。次も強豪ルイビル大。しばらく忍耐の日々か?ここで踏ん張れれば一皮むけて、シーズン後半には更に良いチームになれると期待する。

読了:
「なぜ大国は衰退するのか」(グレン・ハバード、ティム・ケイン)

  • 「国家はなぜ衰退するのか」では政治経済体制が国家の繁栄に如何に影響するかが説明されているが、本書はローマ帝国から始まり現代の日本、ヨーロッパ、カリフォルニア州まで、衰退の原因を権威の中央集権化、個人の自由の後退、創造的破壊を妨げるレントシーキング集団の強大化などで説明している。「アメリカが衰退しないためにどうするのか」という視点で描かれている点を割り引く必要があるが、本書における日本の衰退に関する説明は的を射ている。(評価A)

「使える経営学」(杉野幹人)

  • 「経営学は使えない」という”通説”に対し、「経営持論」のアンラーニングを行い、新たな環境下での適切な経営判断を行うために経営学が使える、と著者は反論している。引用されている経営理論は最新のものもあり、「世界の経営学者はいま何を考えているのか」にも通じるところがあるが、本書の方がより現場の実践に即したものだ。思ったより使える。(評価A)

「宇宙を創る実験」(村山斉 編著)

  • 日本(北上山地)への誘致計画が進む国際リニアコライダー(ILC)について、ヒッグス粒子を発見したCERNにある円形加速器(LHC)との違い、宇宙創造の謎に迫るため期待されている役割、更には日本の研究者・企業がいかに大きな貢献を果たしているかが多面的に説明されている。「日本の実力」に希望が持てるという意味で元気が出る一冊。(評価A)

2015年1月10日土曜日

アジアカップ開幕

アジアカップが開幕した。開幕戦で地元オーストラリアはクウェートに4対1で快勝、良いスタートを決めた。日本の初戦は12日(月)のパレスチナ戦。前回の初戦(対ヨルダン)はしまりのない試合で、終了間際の吉田のヘッドでやっとドローに持ち込んだ。結果的にはこの試合で目が覚めて、優勝まで上り詰めたのだが、今回はどうだろう?10人の前回経験者が同じ轍を踏まないよう引き締めてくれると信じたい。

新体制発表会まで1週間だが、F.マリノスから新戦力獲得の発表は未だにない。サプライズ演出でも狙っているのだろうか?

読了:
「東京ブラックアウト」(若杉冽)

  • 前作「原発ホワイトアウト」で原発の安全対策に問題があることを指摘した現役官僚が、今度は原発事故発生時の避難対応策がいかにいい加減なものか小説のカタチをとって内部告発している。既得権保護の岩盤規制や役所間の縄張りなど日本の問題点を再認識させられた。東京オリンピック開催中止という本書の結末もあながち絵空事に思えなくなってくる。(評価A)
「ケインズの逆襲 ハイエクの慧眼」(松尾匡)
  • 「リスク・決定・責任の一致が必要」、「予想は大事」というプリンシプルを通じて見ると、新自由主義推進の側も反対の側も共にハイエクの主張を誤解している、という著者の主張には肯かされるところがある。ここにきてのケインズの復権についても同様。アベノミクスの2本の矢(金融緩和と公共投資)が前政権から出てこなかったというのが、日本の政官界のレベルを示している。(評価A)
「国家経営の本質」(戸部良一、寺本義也、野中郁次郎 編著)
  • 「失敗の本質」、「戦略の本質」という2冊で戦時の戦略のありかたを説いてきた研究者が、今回は1980年代~90年代初めに各国を率いた6人の政治家(サッチャー、レーガン、中曽根康弘、コール、ゴルバチョフ、鄧小平)の業績と問題点をレビューし、国家経営の在り方を明らかにしている。「理想主義的プラグマティズム」と「歴史的構想力」とに集約されたリーダーシップの方法論で見ると現在の国家リーダー(本書で取り上げた人物の後継者)が小粒に見える。(評価A+)
「エッセンシャル思考」(グレッグ・マキューン)
  • 「全てをやらなくては」という受け身のパラダイムから「大事なことに集中しよう」という能動的なパラダイムへの転換こそが著者のいうエッセンシャル思考の本質だろう。本書を読みながら自分自身の仕事の仕方を振り返ると、「大事なことだけやる」という段階にはまだまだ遠いことを実感した。(評価A+)
「賢者の戦略」(手嶋龍一、佐藤優)
  • 「インテリジェンス業界の両巨頭」による対論第三弾。今回はウクライナ、イスラム国、東アジア、そして集団的自衛権がトピックとして取り上げられている。いずれの章も日本のマスコミだけからは知りえないインテリジェンスに溢れている。ウクライナもイスラム国も発端が第一次世界大戦にあるという事を知り、「歴史から学ぶ」ことの重要さを痛感させられた。また、日本の現政権の危うさも再認識した。(評価A+)
「ザ・ファーストマイル」(スコット・D・アンソニー)
  • クレイトン・クリステンセンとイノサイトを経営し、共著者でもあるアンソニー氏が、過去イノセント社でのコンサルティング経験を通じ、いかに新事業スタートの第一歩が難しいものか、どうやって乗り越えるのかを解き明かしている。自社のツールだけでなく、ビジネスモデルキャンバスの活用、ファイナンシャルプランへの過度な依存への戒め、など起業家でなくとも有用な示唆がある。(評価A)

2015年1月2日金曜日

俊輔が今年もやってくれました

謹賀新年

今年の元日は天皇杯決勝がない異例の一日。ただ、F.マリノスのサポーターは今年も俊輔に注目したはず。2012年の走行中のバスへの「ゴール」が今年再現された。今回は軽トラックの屋台の窓に、25メーターの距離から(編集がなければ)4球目で見事に放り込んで見せた。しかも新たな障害物が設置された直後に決めたのはアッパレでしょう。今年のリーグ使用球に初めて触れたにも関わらず、感覚のズレをすぐに修正した能力は頼もしい限りだ。良いものを見せてもらいました。

Duke Footballは暮のサン・ボウルでランキング15位のアリゾナ州立に惜敗。今回もボウルゲーム勝利とはならなかった。しかし、かつてと比べ格段に強いチームになってきているので、(ちょっと早いが)今年も期待したい。

一方のバスケットボールは全勝でACC (Atlantic Coast Conference) 開幕を迎える。引き続きOkafor, Jones、Winslowの一年生トリオに加え4年生のCookが健在だ。5年ぶりのFinal 4更に全米チャンピオンに期待は高まる。

読了:
「アレックスという女」(ピエール・ルメートル)

  • 昨年の各種ミステリーランキング全てでNo.1にランクされただけの事はあった。パリの市内で発生した若い女の誘拐事件。解決にあたるのは自らの妻がかつて誘拐殺人の犠牲者となった警部。途中で被疑者が自殺したことで俄かに難事件の度合いを高めた事件はやがて悲しい真相へとつながっていく。警察のチーム一人一人のキャラが濃く、またこのチームの物語を読んでみたいと思った。(評価A+)
「夢をかなえるゾウ3」(水野敬也)
  • 前2作以上にギャグのさえ?も含めパワーアップしたガネーシャ様が帰ってきた。今回はシリーズで初めてヒロインとの「同棲生活」を送ることになる。釈迦と貧乏神の個性も際立っていて、今回もあっという間に読めた。人生を送る上での教訓だけでなく、商売のコツについてにもガネーシャ様は彼一流のやり方で教えてくれる。ラストシーンは今シリーズ一番良かった。(評価A+)
ちなみに昨年は一年で185冊読了となった。

購入:
「第二次世界大戦 影の主役」(ポール・ケネディ)、「時間資本主義の到来」(松岡真宏)、「格差と民主主義」(ロバート・ライシュ)、「ハイパフォーマー 彼らの法則」(相原孝夫)