2013年2月24日日曜日

J開幕まで1週間

 ゼロックス・スーパーカップがサンフレッチェの勝利で終わり、いよいよ今週末Jが開幕する。冷静に見ると、優勝はレッズ、レイソルのACL組にアントラーズとグランパスを加えた4チームから出るのではないか。サンフレッチェ、ベガルタの昨年上位勢とフロンターレ、セレッソ、FC東京、ジュビロまででトップ10と予想する。F.マリノスは贔屓目に見てもここに食い込めれば上出来というところだろう。昨年とスターティング・メンバーに変更がないどころか、マルキ・俊輔・ボンバー依存が却って高まった感さえあり、下手すると経営健全化降格もありかもしれない。ACL出場権を目標にするのは結構だが、今年は現実をみるべきだろう。

読了:
「ワイドレンズ」(ロン・アドナー)

  • どんなに素晴らしいイノベーションであっても、エコシステムを構築できなければ成功しないという事がソニーとアップルなどの例から説かれている。経営者が持つべきなのは、エコシステムを見渡す視野の広さだ。イノベーションに関する新たな見方であり、クリステンセンやコリンズといったGuruたちが絶賛するのも納得する。(評価A)
「コピーキャット」(オーデッド・シェンカー)
  • 「模倣の経営学」にオーバーラップする内容だが、アメリカでもこうした本が書かれていたことに驚いた。アップル、サウスウェスト航空といった”イノベ―ター”とみなされる企業にもモデルとなる”本家”があった事を再認識した。単に模倣するのではなく、自社の置かれた環境や資源を踏まえ、改良を加えて適用することもInnovativeという事なのだ。日本企業が自らの良さを忘れているという指摘に納得。(評価A)
「コラボレーション革命」(ロン・リッチ、カール・ウィージ)
  • 組織力を発揮するために必要なコラボレーションをどのように活性化するか、事例を交えて説かれている。正直なところあまり目新しい所はなかったが、デューク大学の例が取り上げられていて驚いた。せっかくシスコシステムズ日本が翻訳しているので、日本での事例が追加されてると良かったろう。(評価A-)
「機械との競争」(エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー)
  • ITの進展は、これまでの人間VS機械の競争とは全く異なる次元に到達している。”知的労働”の分野においては、今後ますますコンピューターに置き換わる仕事の増大が予想される。今週号の東洋経済で「ワークシフト」と本書が取り上げられているが、そのくらいのインパクトがある1冊と言える。(評価A)
購入:
「何が、会社の目的(ザ・ゴール)を妨げるのか」(ラミ・ゴールドラット、岸良裕司)、「源泉」(ジョセフ・ジャウォースキー)、「ニッチ」(ジェームズ・ハーキン)、「MBA流 チームが勝手に結果を出す仕組み」(若林計志)、「宇宙になぜ我々が存在するのか」(村山斉)

2013年2月17日日曜日

Duke vs UNC、クラス会

 デューク・ブルー・デヴィルズは宿敵ノース・カロライナ大(UNC ターヒールズ)に勝利、カンファレンス2位をキープ、全米ランキングも2位となっている。主力メンバーが一人欠け、かつ大エースのプラムリーがファウル・トラブルという中でUNCに勝ったのは大きい。残る試合はアウェーが多いが、できれば全勝と期待したのだが、今朝メリーランド大に敗れた。これでレギュラーシーズンの優勝は絶望的となったが、気持ちを切り替えて戦ってほしい。

 昨夜恒例(21回目)の大学クラス会があった。卒業から30年あまり、昔であれば定年の歳に到達したが、まだまだ第一線で活躍中の仲間がいるのは頼もしい。参加者がやや少なかったが、楽しい時間を過ごせた。次回は幹事なので、この流れを絶やさないようにしなければ!

読了:
「プロフェッショナルは『ストーリー』で伝える」(アネット・シモンズ)

  • ストーリーテリングは組織が大きくなればなるほどリーダーに求められるスキルであることは間違いない。著者がまとめた6つの基本パターンについては、是非使いたい。ただ、実際にやるとなると、普段から高い意識を持っていかなければ難しい。本書で使われている事例は、仕方ないだろうが、欧米中心。異文化を如何にマネージするかという事ではやや物足りない。(評価A-)
「アメリカは日本経済の復活を知っている」(浜田宏一)
  • 「伝説の教授」であり、アベノミクスを支える「リフレ派」の筆者による一冊。インフレターゲット2%を日銀が飲んだあとだけに、日銀(BOJ)や財務省(MOF)のこれまでの「大罪」にまつわるストーリーが一層面白かった。金曜日に「次の日銀総裁は財務省OB中心に検討」というニュースが伝わっただけで円安傾向にストップがかかり、株安になったという事一つとっても、いかにMOF、BOJ理論が異端かが証明されている。(評価A)
「ハスラー」(アリ・カプラン)
  • ICTが「士業」をどのように変えているのか、アメリカの事例が数多く語られている。日本においては、まだまだここに書かれているようなところまで行っていないのではないか。組織に所属していたとしても、参考とすべき事例は多かった。(評価A-)
購入:
「コピーキャット」(オーデッド・シェンカー)、「リーダーシップ3.0」(小杉俊哉)、「強い力と弱い力」(大栗博司)


2013年2月11日月曜日

ラトビア戦 予想以上の結果

 前回、「勝ち負けで一喜一憂しないように」と書いたラトビア戦、結果は予想以上だった。前半最初はもたついたが、コンビネーションが良くなると、相手が相手だけに一方的な展開になった。いつものメンバーについては、去年よりコンディションが良かったし、乾の積極性は香川や清武に良い刺激になっただろう。ヨルダン戦に向けて好発進と言って良いのではないか。

 今週はミッドウィークにチャンピオンズリーグ決勝一回戦がある。注目は何と言ってもマンU対レアルだ。香川が週末のエバートン戦をベンチ外となったことで、(問題が発生したのでなければ)サンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つのだろう。是非真価を見せて欲しい。

読了:
「もう終わっている会社」(古我知史)

  • タイトルも、見出しもキャッチ―な一冊だが、内容はGoodだった。「選択と集中」、「中期経営計画」、「顧客至上主義」の問題点が指摘されているが、決して全否定ではなく、欧米の一流企業をまねるのではなく、身の丈に合った経営をしなければいけないのだ、というメッセージととらえるべきだ。(評価A)
「Xイベント」(ジョン・キャスティ)
  • 核、エネルギー、テクノロジーなど様々な観点から想定されるExtremeなイベントがどのような結果をもたらすのか。本書を読むと、「想定外」などと片づけてはいけない問題があることを理解できる。多くのXイベントが人類の進歩によってもたらされる結果だというのは皮肉なことだ。(評価A)
「どうやって社員が会社を変えたのか」(柴田昌治、金井壽宏)
  • ベストセラー「なぜ会社は変われないのか」の基になったいすゞの改革が実際どのようなものだったのかが、現実に関わった社員と柴田氏それぞれの視点から語られている。結果的にいすゞでもトップが交代していく中で改革は挫折したという反省にも触れられており、アフター・アクション・レビューの書として読むことで、チェンジマネジメントを進める上での実践的なヒントを学べる。(評価A)
「ネット・プロモーター経営」(フレッド・ライクヘルド、ロブ・マーキー)
  • "The Ultimate Question"(「究極の質問」)の改訂版。オリジナルに比べ、実践している企業の事例が数多く掲載されており、NPSがNet Promoter IndexからNet Promoter Systemへと進化していることが分かった。今週の「週刊ダイヤモンド」の関連記事で日本における各業界のNPSスコアがあったが、多くの業界がマイナスになっていた。日本人がいかに「友人に勧めますか?」という究極の質問に答えづらい、つまり10点と9点が少なく、6点以下が多いことが窺われる低スコアだった。(評価A)
「七つの会議」(池井戸潤)
  • 日本を代表する企業の子会社で起こった問題について、各章で関与した人物の人となりと、その問題の内容や進展に鍵となる会議が描かれている。些細とも思われるパワハラの告発の裏に隠された問題が少しずつ明らかになるという点ではミステリーっぽいところもある。登場人物のバックグラウンドが「こういう人いるよな・・・」と思わせるのは筆者一流の技だ。(評価A)
購入:
「ワイドレンズ」(ロン・アドナー)、「コラボレーション革命」(ロン・リッチ。カール・ウィージ)、「機会との競争」(エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー)

なでしこ、U-17、神奈川ダービー

なでしこジャパンがメキシコに快勝して女子W杯でベスト8入り。また、U-17もニュージーランドに大勝し過去最高のベスト8に並んだ。どちらも「バルサのようなサッカー」と高い評価を得ており、少しだけ「日本らしいサッカーとは何か」という問いへの答えが見えてきたのではないだろうか?

なでしこについては、澤がクローズアップされているが、岩淵のような若手が育ってきているし、海外組の経験も生かされている。ドイツ、アメリカ、ブラジルも好調だが、是非この一角を破って次のステージ(メダル)に進んで欲しい。

U-17は前回プラチナ世代が予選リーグで敗退した時の反省から、185センチクラスのセンターバックを配して高さにも対抗できている。相手が弱かったこともあるが、予選リーグの時より上手くなっているので、ブラジルにも十分勝てる。明日の試合が楽しみだ。

そんな中で、今夜は神奈川ダービー。先週末の暫定順位では2位と3位の直接対決。マリノスには谷口、フロンターレには田中、山瀬、小宮山と相手チーム出身者もいる。憲剛が帰ってきたフロンターレが俊輔の出場が「?」なマリノスより優位だが、マリノスはここで勝てなければACLはあり得ない。

読了:
「昭和天皇」(古川隆久)
  • 平和主義者、立憲君主の信奉者であった昭和天皇が、理想を貫き、そのために孤立し、戦争に突入していくさまが、周囲の残した史料から明らかにされている。「たら・れば」の世界ではあるが、周囲のサポートがあれば、違った展開があったのではないかと思う。リーダーの在り様という点でも昭和天皇の戦争責任についてのご自身の考え方に感銘を受けた。(評価A)
「日本人の誇り」(藤原正彦)
  • 会社の行事に著者を呼ぶという話を聞いて読んだ。日本はアメリカの戦略に抗うことができず戦争に突入したこと、南京大虐殺の幻などを取り上げ、いわゆる「自虐史観」が日本人の誇りを失わせたとする著者の論建ては理解できなくもないが、グローバル経済の中で、「ガラパゴス化」を奨励する結論には賛成しかねる。(評価B)
「コーチングの神様が教える『前向き思考』の見つけ方」(マーシャル・ゴールドスミス、マーク・ライター)
  • オースチン・パワーズが使っていたので記憶にあるモジョ(MOJO)という言葉。物事がなかなか上手くいかない時には示すことが難しい。しかし、著者の説くように気持ちの持ちようで打開できるところもあるかもしれない。仕事のモジョと個人的なモジョという区別をすることで、そうした前向きな気持ちにたどり着けるかもしれない。(評価A)
「危急存亡時のリーダーシップ」(トーマス・コルディッツ)
  • 軍隊や消防、あるいはスカイダイビングといった極限状態にあるチームには、どんなリーダーシップが求められるか。著者はそれが平時のリーダーにも参考にすべきところが多いと説く。そういう意味では、現場第一線のリーダーには大いに参考にしてもらいたい一冊だ。(評価A-)
購入:
「会社は変われる!」(魚谷雅彦)、「日本の未来について話そう」(マッキンゼー・アンド・カンパニー責任編集)、「学習する組織」(ピーター・M・センゲ)、「真の指導者とは」(石原慎太郎)、「世界の運命」(ポール・ケネディ)、「柳井正の希望を持とう」(柳井正)、「3.11後 日本経済はこうなる!」(池田信夫 他)、「組織を脅かすあやしい『常識』」(清水勝彦)

2013年2月3日日曜日

Jリーグ日程発表

 J1の日程が発表された。開幕戦(ベルマーレ)のあと3月末までにエスパルス、ジュビロ、FC東京と戦う。3試合がホームだし、ACLを本気で狙うなら「絶対に負けられない」相手だ。昨年は結局開幕から数試合の躓きが最後に響いたので、今年は同じ轍を踏まないようにして欲しい。前線の選手層の薄さが依然解消できていないので、小野の移籍金を有効に使った補強を望む。
 小野の移籍にも言及されているwebSportivaの浅田氏のコラムが面白い。Jリーグのチーム経営について鋭く指摘されている。若手の海外移籍をクラブ経営の戦略に組み込むことはライセンス制導入後の方向性として一つの途を示している。

 ラトビア戦のメンバーが決まり15人が「海外組」となった。去年のウズベキスタン戦では海外組の動きが重く敗戦を喫した。今回はヨルダン戦の勝率を高めるために敢えて主力を招集したという事なので、勝ち負けで一喜一憂するのはやめようと思う。

読了:
管理力(ジョー・オーエン)

  • リーダーシップ論に関する本が多い中、「管理」に重点を置いていることがユニーク。マネジメントにはIQ、EQと並んでPQ(政治指数)が必要という。実行手段としていかに権力を行使するか、取り上げている本は少ないが、現実の中では重要なポイントだ。(評価A)
「MBA事業戦略」(相葉宏二、グロービス経営大学院 編)
  • ポーターの戦略論から始まり、ブルーオーシャン、破壊的イノベーション、デコンストラクション、プラットフォーム、フリー、シェアといった最新の事業戦略論まで言及されている。また、事業戦略のエコノミクスについてもページを割いて解説されている。「MBA経営戦略論」の進化版というに相応しい。(評価A)
「ジャッジメントイノベーション」(大西正一郎、松岡真宏)
  • 産業再生機構OBで、新たな形のコンサルティングファームを立ち上げた2人による日本企業改革のススメ。意思決定メカニズムを変えないとグローバル競争に生き残ることができないという主張には全面的に賛成する。後半自慢話的な事例紹介になったのが残念。(評価A-)
「マネジャーのためのチェンジマネジメント」(リチャード・ニュートン)
  • ファイナンシャルタイムズが出しているこのシリーズはQualityの高いモノが多い。様々な形で改革・変更を行う必要があるマネジャーには、参考になる点が多い。移行と改革の完了とを混同してはならないとか、日常業務を軽視してはならないとか、ともすると見失いがちな視点が押えられている。(評価A)
購入:
「ネット・プロモーター経営」(フレッド・ライクヘルド、ロブ・マーキー)、「プロフェッショナルは『ストーリー』で伝える」(アネット・シモンズ)、「2052 今後40年のグローバル予測」(ヨルゲン・ランダース)、「アメリカは日本経済の復活を知っている」(浜田宏一)、「ハスラー」(アリ・カプラン)

2013年1月27日日曜日

Ted 大人の童話?

 昨日"Ted"を見てきた。いかにもアメリカ人が好きそうな話で、面白かった。ただ、日本で興行収入が1位になったというのは意外だ。アメリカ人でないと理解できないジョーク、猥談が多いので、訳や字幕づくりが大変だったろう。昨年末から映画を4本見た。この先も”ゼロ・ダーク・サーティー”とか”リンカーン”とか見たい映画が目白押しだ。

 ベルギーに移籍した小野裕二がデビューした。予想通り谷口のレイソル移籍も決まった。二人に代わる戦力が取れてはいない。F.マリノスは益々厳しい戦いを強いられそうだ・・・

読了:
「知の逆転」(吉成真由美 インタビュー・編)

  • ジャレド・ダイアモンド、ノーム・チョムスキー、ジェームズ・ワトソンといった「知の巨人」がそれぞれの専門分野から現代の課題や未来像について語っている。これだけ分野の異なる人にしっかり質問が行われており、インタビュアーが高い知性を持っていることが感じられる。近々ジャレド・ダイアモンドの新作が出るらしいので、そちらも楽しみになってきた。(評価A)
「リーダーが身につけたい25のこと」(鈴木義幸)
  • 「日経ビジネスオンライン」で連載されていたコラムの集約。様々なリーダー論の集大成というか要約書といった趣の1冊。誰でもがリーダーになる・なれるということが改めて強調されている。他者との関係もさることながら、自分自身の覚悟が重要なのだと納得。(評価A)
「日本的『失敗』の本質」(植田統)
  • 家電メーカーや半導体メーカーの衰退、政府の介入、コンプライアンスの欠如、国際性のなさ・・・29の事例から日本の問題点が明確に説かれている。「新自由主義」と批判が出るだろうが、著者が指摘している問題点は至極当たり前のものである。日本はこの先も社会主義化を進めるつもりなのだろうか?(評価A+)
「決断の条件」(P.F.ドラッカー、ジョゼフ・A・マチャレロ)
  • 経営のバイブルともいえる「マネジメント」の副読本的な事例集。いくつかの課題は自分自身がこれまで、もしくはこれから直面するであろう課題とオーバーラップする。一人で読むのでは効果半減かも。(評価B+)
「クオリティ国家という戦略」(大前研一)
  • 著者がこれまで一貫して説いてきた、道州制や地域国家論の流れに沿った国家戦略論。道州制実施後にそれぞれの地域が「ダメ道州」となって没落しないようにするには、スイスやシンガポールをはじめとする国家の戦略が参考になるという著者の指摘に100%Agreeだ。毎度の事ながら問題は危機意識の欠如にある。大阪から変えることができるだろうか?(評価A+)
「戦略の経営学」(高橋琢磨)
  • ポーターの戦略論批判から始まる大著。ミンツバーグのいうLearning Schoolの流れを汲む戦略論と言って良いだろう。ポーターの戦略は弱者の戦略というが、著者も認めている通り、日本企業にとって益々ポジショニングの重要さが増しているのは事実だ。それだけ日本に勝者がいなくなったということなのだろう。(評価A)
購入:
「もう終わっている会社」(古我知史)、「Xイベント」(ジョン・キャスティ)、「マネジャーのためのチェンジマネジメント」(リチャード・ニュートン)、「どうやって社員が会社を変えたのか」(柴田昌治、金井壽宏)
2月にかけて面白そうな本が何冊か出版される。楽しみだ・・・

2013年1月20日日曜日

雪かきで筋肉痛!

昨日駐車場の雪掻きをした。成人の日に降った雪が凍り付いていて、スコップだけではなかなか捗らなかった。何とか車の出し入れに支障がないようになったが、おかげで今日は筋肉痛だ。

F.マリノスで先週も大きな動きがあった。小野がベルギーに移籍することが決まった。大黒にも中国行きの噂が出た。体制発表会があっても、まだ一部選手について去就未定なのが心配だ。残念ながらACLを本気で狙うチーム作りには到底思えない。

バルサがコパで引き分け、リーグで初黒星と少しおかしい。ちょうどペップのバイエルン・ミュンヘン監督就任が発表されたのと重なっているのは偶然か?

ブンデスリーガが再開。多くの日本代表が所属しているので、動向に注目だ。

昨日は朝「ルーパー」を見た。タイムトラベルの話なので、矛盾を考えるとやっかいだが、設定や描写が昔の映画をなぞっているところもあったりして、それなりに楽しめた。今週末は「Ted」を見よう。今年前半は見たい映画が結構多い・・・

読了:
「フットXブレイン 日本のサッカーを強くする25の視点」(テレビ東京FOOT X BRAINプロジェクト編)

  • 選手だけでなく、監督、レフェリー、メディアなど様々な立場から日本サッカーを強くするためにはどうしたら良いか、検討されているというのがユニーク。土曜夜の番組も面白いが、本書はこれまでの「議論」のまとめになっている。まだまだ「総合力」では欧州や南米に敵わないのが現実だが、その差は着実に縮まっているのが感じられた。(評価A)
「Repeatability」(クリス・ズック、ジェームズ・アレン)
  • ”Profit from the Core"などの3部作の著者でBain & Co.のコンサルタントであるクリス・ズックの最新作。英文で読んでいたのだが、翻訳には日本企業の事例が出ていたので購入した。理論はシンプルだが、なるほどと思わせる。YKK、しまむら、アシックスという日本企業の実例も納得。(評価A)
「経済学に何ができるのか」(猪木武徳)
  • 今週は3人の経済学者の異なるアングルからの著作を読んだ。本書は経済史の専門家の専門家が現代の課題に対して経済学はどう応えるかを論じたもの。ただ、実際にはこれまで何ができたか、という点の方が中心で、これから何ができるか、についてはあまり語られていないという印象を持った。(評価B)
「数学的推論が世界を変える」(小島寛之)
  • こちらは数学的推論とは何かという解説と、コンピュータ、金融で、それがどのように使われているかが論じられている。途中は論理学の教科書のような内容なので難解な部分もあるが、進化の歴史や限界など知らなかったことが多かった。(評価A)
「思考の『型』を身につけよう」(飯田泰之)
  • 3冊目は、経済学におけるモデル化のような思考パターンが実はビジネスの世界でも有効なのだということが分かり易く説明されている。著者の言うとおり経済学セミナーの副読本といった位置づけ。「自由な発想」だけでは現実の問題が片付かないことは経験するので、納得する1冊。(評価A)
購入:
「日本的『失敗』の本質」(植田統)、「決断の条件」(P.F.ドラッカー著、ジョゼフ・A・マチャレロ編)、「ジャッジメント・イノベーション」(フロンティア・マネジメント株式会社)、「クオリティ国家という戦略」(大前研一)、「MBA事業戦略」(相葉宏二、グロービス経営大学院編)